編集長から前代未聞のジョブチェンジ! 渋女校長・赤荻瞳の無敵のギャルパワー

編集長から前代未聞のジョブチェンジ! 渋女校長・赤荻瞳の無敵のギャルパワー

turning pointギャルサーで鍛えられたストリート魂

――お仕事をする上で基礎になっている経験を挙げるとしたら、どんなことでしょうか。

ギャルサー時代だと思います。

――そもそもギャルサーって、いったい何をする集まりなんですか?

渋谷のギャルサーは、現役の高校生が100人から200人くらい集まって、夏と冬に1回ずつ大きなイベントを作るっていうのが主な活動だったんですよ。イベントでパラパラショーを踊れるのはその中から選ばれた5人だけで、練習も週に3回くらいスタジオで長時間練習したりしてましたね。

――ハード!

あとはいろんな係があって、私は制作というセクションに入っていて、みんなとお揃いのTシャツのデザインを考えて作ったりとか、イベント当日に配るパンフレットの素材をサークルから回収してっていう作業を高校生のうちからやらせてもらっていました。

しかもセクションの幹部になるためには、OGの方10人くらいの前で、自分の思いをプレゼンするんですよ。その方法も自分が良いと思うやり方でよくて、模造紙にまとめて発表したり。高校生なりに考えて大人数の前で自分の思いを発表するっていうのは良い経験でした。上下関係も結構厳しくて、社会に出てから役に立ったなって思います。

――ギャルサー時代に一番印象に残っている出来事は?

私的には渋谷って日本の中心だと思っているので、渋谷のギャルサーで一番を取ったら日本一のイケてるJKになれると思ってたんですよ。だから夏と冬のイベントで1位を狙ってて。高3の代に両方1位を取れたのがすごい嬉しかったですね。SNSを使って頭使って集客したし、頑張れば叶うんだなっていうのが分かったのも嬉しかったです。

「私はもともと通ってた高校の子たちとサークルを作って、そのうち隣の高校の子とか人が増えていって、コミュニティが広がっていきました」当時は実家のある埼玉から、渋谷に通い詰めていたそう!

――これまでに転機になった出来事をあげるとしたら。

うわー、めっちゃある! でも、すごい入りたかった高校に入れたんですけど、校則が厳しくて辞めちゃって、渋谷で生きていくって決めたのが一番の転機ですかね。

小学生くらいのときに、eggにイケてる高校ランキングみたいな記事が載っていて、そこの学校は「埼玉で一番のイケメンと可愛い子が集まる」って書いてあって、絶対行きたいと思って。中3のとき、毎日10時間勉強して偏差値も上げて、滑り止めも受けずそこ一本に絞って受かったんです。

――そんなに入りたかった学校だったのに、校則程度で…?

遊びすぎて全く勉強についていけなくなったのもあります(笑)。もともとサークルにスカウトされてて動き始めていた時期でもあったので、中途半端にやるくらいなら渋谷に全振りしようと思って、すっきり辞めたって感じですね。価値観の合う友達もできて、そのあと高校で出会ったメンバーとギャルサーを作ったりしたので、1年で3年分楽しんだので後悔はしてないです!

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