下積み期間は必要ない?会社員経験ナシで起業した若手女性起業家エピソード4選

下積み期間は必要ない?会社員経験ナシで起業した若手女性起業家エピソード4選

起業をする人は年々増えていますが、その中でも最近目立つのは、「会社員として働いた経験ナシで起業する人」です。ただ、社会人経験ナシで起業となると、ハードルが高いようにも感じますよね。
そこで今回は、実際に会社勤めを経ずに起業した若手女性起業家のエピソードをピックアップ。起業した経緯や日頃から大切にしている考えなどもあわせて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

①DINETTE株式会社代表取締役・尾﨑美紀さん

2017年に美容メディア「DINÉTTE」(ディネット)の運営を開始し、そこで集まった女性たちの声をもとに、2019年に化粧品ブランド「PHOEBE BEAUTY UP」(フィービービューティーアップ)を立ち上げた尾﨑美紀さん。大ヒットまつ毛美容液「アイラッシュセラム」をはじめ、スキンケア・メイクアップ商品を展開しています。

また2023年には、女性のデリケートな悩みに寄り添うフェムケアブランド「LUMERE BEAUTY(ルメールビューティー)」もローンチしました。2022年には「バチェロレッテ・ジャパン」の2代目バチェロレッテとしても話題になったことも。

会社員経験ナシで起業した経緯とは?

大学生の時に就職活動をし、ベンチャーから大手まで何社か内定をもらったという尾﨑さん。誰もが知る大手広告代理店からの内定も得たそうですが、OGOB訪問でその広告代理店で働く先輩から話を聞き、これからの働き方や仕事内容、年収などが容易に想像できてしまい、まったくワクワクしなかったのだそう。

一方で、あるベンチャー企業の社長さんと話した時に、自分の「好きなこと」や「強み」を大事にし、やりたいことをして輝いている姿を見て、「私もこんなふうに働きたい」と心を動かされたのだとか。

そして、「ベンチャー企業の社長さんのような働き方、生き方がしたい」「決められた仕事をこなすのではなく、ゼロから何かを生みだしてみたい」という強い思いから、一般企業には就職せず、大学4年時に起業をするに至ったそうです。

尾﨑さんが大切にしている考えとは?

「自分が自分のファンでい続ける」ことをモットーにし、「自分自身をずっと好きでいられることがとても大事」だという尾﨑さん。そのためにも日々努力をし、「あの時こうしていれば…」という後悔が生まれないようにしているのだそう。

その結果、自己肯定感が上がり、「あの時にこんなに頑張れた、乗り越えられたんだから今回も大丈夫」と思えるようになり、様々なことにチャレンジできるようになる、と語ります。

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努力を積み重ね、数々の困難を乗り越えてきた尾﨑さんの、名言にあふれたインタビュー記事はこちらをチェック!

②株式会社AMATERAS CEO兼デザイナー・佐藤マクニッシュ怜子さん

2018年、「和」×「洋」がコンセプトのアパレル中心のライフスタイルブランド「AMATERAS」(アマテラス)を立ち上げた佐藤マクニッシュ怜子さん。「AMATERAS」はナイトウェアや「10秒に1個売れた」ドリーミーブラで広く知られており、海外のセレブリティにも愛用者が多数いるほどの人気ぶり。

また経営者だけではなくモデルとしての顔も持ち、Instagramのフォロワーは20.5万人、Youtubeのチャンネル登録者数は20.6万人を誇ります。(2024年9月時点)

会社員経験ナシで起業した経緯とは?

大学生の頃、大手企業に就職を希望する同級生を見て、とりあえず就職説明会に参加してみたという佐藤さん。ただその時に「何か違う」と違和感を覚え、「起業しかない」と瞬時に思ったのだとか。父親が経営者で、起業や会社経営が身近な環境で育ったことも、影響を与えていると語ります。

しかし当初は「起業したい」という思いが先行し、「何をするか」についてはっきり決まっていなかったとか。そして大学時代からモデル業をしていたために身近で、かつコネクションを活かせるアパレルでの起業を思い立ちます。ただビジネスもデザインも経験がなく、何も分からない状態でスタートし、学びながら会社を経営することはとにかく大変で、苦労の連続だったそう。

またビジネスをあまり考えていなかったが故に、売れる可能性が高い外に着ていけるアイテムではなく、ナイトウェアに特化したブランドを立ち上げます。その後、日本人女性のニーズを調べ尽くした結果、「日本人のボディコンプレックスはバスト」であると気付き、海外と日本の下着のトレンドを融合させたドリーミーブラを販売。一躍大ヒット商品になりました。

佐藤さんが大切にしている考えとは?

「Design your life」を座右の銘とし、「自分の人生を自分でデザインする」よう意識していると語る佐藤さん。人生は自分次第だから、何があっても自分とちゃんと向き合い、自分のしたことに責任を負うことが大事だといいます。また自分を信じ、軸をぶれずに前に進み続ける、ということにもこだわっているそう。

【佐藤さんの起業エピソードを詳しく見るなら】

マイナスをプラスに変える強いマインドのもと、やりたいことを着実に実現していく佐藤さんのインタビュー記事はこちらをチェック!

③株式会社Aimy代表取締役・高江洲真美さん

25歳の若さで起業し、現在7つの事業に携わる高江洲真美さん。父親が獣医で犬や猫に囲まれて育ったこともあり、またコロナ禍もきっかけになり、現在はペット事業に特に力を注いでいるそう。

ペット事業以外にも、「誰かの人生の一大イベントに関わる仕事をしたい」という思いから、フォト、ミスコンのコンテスト運営、スタジオ運営など幅広いジャンルの事業を展開しています。

なお経営しているフォトスタジオでは、写真撮影の売上の一部を動物愛護団体に寄付したり、保護犬出身のわんちゃん限定の撮影会を行うといった、動物愛護に関わる活動も行っているそうです。

会社員経験ナシで起業した経緯とは?

子どもの頃から「会社を経営したい」という夢があったという高江洲さん。「25歳で起業する」という目標を先に決め、10代の頃から「何の会社をやるか」について考えながら、多くの経験を積んだそう。
そんな中、まずはブライダル事業からスタート。ただちょうどその頃病気を患い、その治療と並行して起業したため、大変な思いをしたのだとか。

また会社員経験がなかったため、当初は会社の業務についての知識がなく苦労したそう。そのため、はじめのうちは学校に通いながら契約社員として働き、電話応対や社外とのやりとりなどを学んだり、勉強をして資格をとるなどして、社会人としての基本的なスキルを身に付けたのだとか。

ただそういったことを経ても、実際に自分の会社を立ち上げるとなると分からないことが多く出てきてしまい、そのたびに手探りで解決していったそう。

高江洲さんが大切にしている考えとは?

「有言実行」を大事にし、やると決めたことは公言するよう心がけている高江洲さん。それによってやらざるを得ない状況に自分を追い込み、やりたいことを今まで実現してきたのだとか。
周りに自分が叶えたいことを知ってもらうことで、サポートを得やすくなるメリットもあるようです。

また仕事においては、「自分が心から愛情を注げるかどうか」を大切にし、我が子のように愛せることだけを事業として展開しているのだそう。

【高江洲さんの起業エピソードを詳しく見るなら】

ひとつひとつの言葉に説得力のある高江洲さんのインタビュー記事はこちらをチェック!

④株式会社Angel Flag代表取締役・星野有紀さん

大学1年の時に女子大生サークル「L’Allure」(ラリュール)を立ち上げ、現在も運営に携わる星野有紀さん。サークル活動を行うだけではなく、イベントの運営や企業とのコラボレーションやマーケティングなど、「L’Allure」の活動は多岐にわたります。サークル創設19年目の現在、サークルを卒業した女子大生は1,000人を超えるそう。

会社員経験ナシで起業した経緯とは?

大学に入学後、入りたいサークルがなかったことから「L’Allure」を立ち上げた星野さん。
クラブを貸し切りイベントを開催するなどしていたものの、イベントだけでは人を増やすのは難しいことから、メディアの立ち上げを思いついたそう。

そして女子大生サークル合同でフリーペーパー「VENUS」を創刊し、企業から声がかかることが増え、活動範囲も広くなっていったそうですが、ただのサークルだとできることに限りがあるため、会社を作る必要に迫られたのだとか。

その後就職活動をしたものの、会社員をする姿が想像できず、これまでのように自由に働きたい、という思いもあったことから就職はせず、そのまま独立することを決意したそうです。

星野さんが大切にしている考えとは?

現状に満足することなく、常に上を目指すことを大切にしているという星野さん。そのために限界を定めることはせず、できる限り可能性を広げていきたいと語ります。

また、何でも「まずは行動してみる」「一日でも早く取り組む」ようにしているそう。不安や心配がないわけではないけれど、とにかくやってみて上手くいかなかったら修正する、というように心がけているのだとか。迷って行動できないでいると、誰かに先を越されるリスクがあるとのこと。

【星野さんの起業エピソードを詳しく見るなら】

ずば抜けた行動力と好奇心を持ち、ポジティブオーラに満ち溢れた星野さんのインタビュー記事はこちらをチェック!

まとめ

いかがでしたか? 今回紹介した女性起業家は「もともと起業を目指していた」という人から「流れで起業家になった」という人まで様々ですが、どの女性も心から好きなことを仕事にし、困難もポジティブに乗り越えていく姿に憧れますよね。

人生は一度きり。何かやりたいことがあり、起業に少しでも興味がある人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。lumilyの記事が、そんな人の背中を押すきっかけになれば嬉しいです♪

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