life style30代からのインフルエンサーの生き方

――転機になった出来事をひとつ挙げるとしたら何ですか？

結婚ですね。私は本当に仕事が楽しくてバリバリやりたいと思っていたので、20代前半の頃は結婚や出産は全く頭になかったんですけど、一度体調を崩して生理が止まっちゃったことがあって。そのときに今の夫が、自分の心と体の健康がベースにないと、っていうことを語ってくれて、そこから健康を見直すようになりました。

インフルエンサーとして、20代前半の私だったらメイクやコスメの情報だけでよかったかもしれないけど、これから30代40代になったときに、結婚出産の話題になって「こういう選択肢もあるんだよ」ということを発信するためには、健康やメンタルヘルスや体のことを理解していないとロールモデルって言われちゃダメだと思って。多くの人が見てくれている責任があるから、ちゃんと学び直そうと思ったのは今の夫と出会って結婚したことがきっかけでもあります。

ゆうこすさんは2022年に結婚。「夫と社会の問題について話し合うことも多いので、いろんな影響を受けていると思います 」

――今後の展望を教えてください。

私の世代でSNSでタレント活動や発信をしていく人が増えたと思うんですけど、見てくれている人たちのことを裏切らず、「こういう生き方かっこいいな」と思ってもらえるような活動をしていきたいです。インフルエンサーから会社を立ち上げて、結婚して、ライフスタイルと仕事を両立していることを見せていきたいと思っています。だからこそライバーっていい職業だと思っていて、ライバーをやることでライフスタイルと仕事を両立する人が増えたら嬉しいし、そうなれば私も幸せだから、もっと広めていきたい。シンプルすぎるかもしれないですけど、私に関わる人みんなが幸せになったらいいなと思っています。

――321としての目標はありますか？

地方のライバーさんを増やしたいですね。都内のライバーさんは多くいらっしゃると思うんですけど、地方ももっと増えていいと思っているんです。ライバーという仕事は、コンビニに行くのに車で15分かかるようなところに住んでいるような方にとっても、ひとつの仕事の選択肢になる。私は幸せ＝選択肢があることだと思っているので、いま仕事の選択肢が少ない方にこそもっと知ってほしいですね。地方の方に一番思いが伝わるのは現地に行くことだと思うので、今年はいろんな場所を回って、イベントを定期的に開催していきたいなと思っています。

――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。

『ジョジョの奇妙な冒険』の第７部に出てくるシュガー・マウンテンというキャラクターの「『全て』を敢えて差し出した者が最後には真の『全て』を得る」というセリフがめっちゃ好きなんですけど、人のために頑張れる人が最終的に人に愛されると思っています。プライベートはもちろん、仕事においては特にそうで。自分のために働くというよりはチームのためだし、ライバーのためだし、その先のリスナーのためだし、応援してくれる人たちのことを考えることで会社自体も大きくなっていると思っています。それが一番大事かな。

時間や場所を選ばないライバーの働き方、非常に興味深かったです！　30代を迎え、インフルエンサーとしても新たなフェーズに突入しているゆうこすさん。今後の発信にも注目です！

■ライバーマネジメント事務所「321」はこちら
https://321.inc/