看護師から経営者へ! 誰もが健やかに生きる社会を目指す、株式会社Medi Blanca代表・横山佳野

看護師から経営者へ! 誰もが健やかに生きる社会を目指す、株式会社Medi Blanca代表・横山佳野

turning point資金ショートの危機に組織運営の難しさ…

――転機になった出来事を一つ挙げるとしたら、どんな出来事でしょうか?

起業して1期目のときはほぼ一人で行っていて、2期目に入ってから少しずつ人を増やし始めて訪問看護ステーション(事務所のようなもの)を立ち上げて、医療保険が利用できるように進めていきました。ただ仕事は少しずつ増えてきたのですが、資金繰りがすごく悪くなってしまったんです。というのも、医療保険の入金があるのは利用された2カ月後くらいなんですね。なので、売上は立っているのに支払いのほうが多くなってしまい、資金ショートしそうになったという。加えて社員との意思疎通もうまくいかずに困らせてしまったり、そういうことが重なって、もうどうすることもできないと思いました。

でもそこで、今すぐに自分が成長することはできないし、ひとつひとつ乗り越えるしかないと気付いたんです。その瞬間に自分の中のスイッチがピッと働いたような感覚があって、そこからは辛いことがあってもポジティブに変換できたり、動じなくなったと思います。

横山さんは2018年末にそれまで勤めていた病院を辞め、小児のクリニック勤務やベビーシッターの経験を積んで、2019年11月に会社設立。現在会社は5期目。

――お仕事をする上でのこだわりはありますか?

SNSやニュースサイトを見たり、新聞を読んだり、アンテナを立てて常に新しい情報を得られるようにしています。昨日の自分よりも知識を増やしていきたいですし、今自分がやっていることが正しいと思い込まず、良いサービスとは何かというのを自問自答するようにしていますね。

――どんなジャンルの情報やニュースを見ていますか? やはり医療関係が多いのでしょうか。

いえ、結構幅広く見るようにしていますね。医療の情報ももちろんチェックしますが、ほかの経営者がどんなことを考えているのかとか、今ヒートしている経営者さんや自分と同じ女性経営者さんの話はYouTubeでも見たりしますし、経営に活かせる情報を見ることが多いです。経営は自分が知識や経験を得れば得るほど、どんどん伸びていくのが目に見えるので、すごく面白いなと思いますね。

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