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life style子育てをしながら働くためにはポジティブな言葉だけ聞く
――子育てをしながら仕事をすることにうしろめたさを感じる人もすごく多いですもんね。
すごく気持ちわかるし、私もそう思ってしまうことがあるんですけど、突破するにはメンタルブロックを外すことが大事だと思ってて。もちろん外部環境に問題がある場合もありますが、ネガティブに考えてもどうにもならないので、まずは自分の気持ちを変えるというか、自分が心地良いようにしようと思ったんですよね。
――子育てをしながら働くことで、嫌な気持ちになることを他人から言われたりすることがあるんじゃないかと思うのですが、そういうことを言われたときは、自分の中でどう処理していますか?
言われることありますね。ん~、流すっていう感じですかね。「分かりました、ありがとうございます。でも私はこういうふうに生きたいので」っていうふうに考えてますね。自分の人生だし、娘と私の関係性を知らない人が世の中の概念で語るなって思ってるので、最近は全然何も思わなくなりました(笑)。
それに、自分は会社の事業を大きくしたいし、女性が精神的・経済的な自立をしながら、ライフイベントもキャリアも築けるという一つのロールモデルになろうと覚悟を決めたことも支えになっています。人間は感情で話すことがほとんどだしまだまだいろんな人がいますけど、私の生き方なので、自分が心地良いと感じることやポジティブになる言葉だけ聞こうと思うようになりましたね。
――それでは、これからの展望を教えてください。
事業に関しては、私たちのミッションが「心が満たされて体にも優しいアルコール文化を作る」というものなので、それを世の中に体現するということしか目標はなくて。それに向かって、よりたくさんの人に商品を手に取ってもらうために事業を仕掛けていきたいです。社員が何人かいるんですけど、強い組織を作って、変な話、私が明日死んでもその組織がしっかり事業を回してくれるというところがゴールかなと思っています。プライベートは、本当に娘と一緒に楽しく過ごせればいいなっていうことですね。
――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。
座右の銘が古い言葉なんですけど、平家物語の「諸行無常」。もともとの言葉は、時間は移り変わって同じことはないっていう意味なんですけど、それだけじゃなくて、だからこそ柔軟に時を味方にするっていう意味があるんですよ。世の中、同じことなんてないからこそ、流れを捉えて柔軟に生きる、それが一番大事ですね。
起業を考える人はもちろん、子どもを産んでも働きたいと考える人にも参考になるお話がたくさん聞けた石根さんのインタビュー。娘さんはこの春から小学生になったそう。経営者としてもひとりの女性としても、これからの石根さんがどんなふうに生きていくのか、期待が高まりますね♪
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