地獄の数だけ成功のチャンスをつかめる タレント経営者・くりえみの革命を起こす勝ち方

地獄の数だけ成功のチャンスをつかめる タレント経営者・くりえみの革命を起こす勝ち方

 

future革命を起こすと毎日自分に言い聞かせる

――SNSのことでもう一点お伺いしたいのですが、プロフィールに「職業、革命家」って書いてあるじゃないですか。あれはどういう意味なのでしょうか?

アイドルの頃は「えみは一人になったら何もできない」とか「ポテンシャルがないから無理だと思う」って言われたり、大手の事務所辞めたら「もう活動できなくなるよ」「潰されちゃうよ」とか言われたり、フリーになってインスタ始めたら「今更インスタ始めるなんて遅いよ」って言われたりとか、何か新しいことを始めるときって人の批判の声が上がるんですよね。その人たちがなぜ批判をしているかっていうと、わからないものに対して何となく不安を感じるから批判するんですよ。でも私、それで夢を諦めてきた人をたくさん見てきてるんで。夢を諦めて別の幸せを掴んだ人もいるかもしれないけど、私自身には他人からの批判で自分の夢を諦めるっていう選択肢がない。だから「今まであった常識を常に覆し続けるっていうのは、それはつまり革命じゃない?」って思って、革命家って言ってるっていうのがあるんですよね。

本当、馬鹿みたいな話なんですけど、それを毎日毎日自分に言い聞かせるんですよ。毎日毎日いろんな人が邪魔をしてくるんです。それに打ち勝つためには圧倒的な知識とそれを実現化させられるスキームを自分で組み立てる力が必要なんで、常に頭の中で「自分はみんなの意見に従順には従わない」って考えています。

しゃがんでカメラを見るくりえみさん。

「AIはもうひとつのリアルな世界。実際のエンタメでこれだけ市場規模があるならば、もうひとつの空間でも同じように大きくなる可能性がある。だったらAIを利用してもう一個芸能界作ればいいじゃんって思ってる」

――今後の目標はありますか?

AiHUBは上場を目指してるんですね。でも本来であれば、私が代表になってその姿を描きたかったなっていう思いもまだどこかにあって。たとえばメルカリの創業メンバーって、トップ層だけじゃなくてその下で働いていた人たちも今たくさん起業家になってるらしくて。その理由はものすごい短いスパンで上場させて会社を大きくしてる姿を近くで見ているから、そのスキームが身に付いていて、起業をしても成功しやすいらしいんです。それを聞いたときに、AiHUBで成功例を見て、真似すればいいんだって思ったんですよ。今AiHUBで取り組んでいる規模感のものを、いつか自分が主導でやれたらいいなって思ってますね。

――何歳までにとか、何年後にとかの具体的なイメージはありますか?

逆にこれはあんまり考えないようにしてますね。そのときに時代がどうなってるか読めないので。ベストなタイミングがまだなのに、年齢やリミットを決めたがゆえに焦ってやってしまって失敗する可能性もあると思うので。常にタイミングは見て考えたいって感じですね。

――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。

「人事を尽くして天命を待つ」っていう言葉があって、おばあちゃんにこれを思いながら生きろ、みたいに言われた言葉なんですけど。簡単に言うと、自分のやれる最大限のことをやってあとは神頼みっていう言葉で、死ぬ気でやって失敗したら全く後悔しないんですよね。

よくインスタグラムで、「行動を起こす勇気がないんですけど、どうすればいいですか」みたいなことを言われるんですよ。でも私にとって一番無価値なものは何も行動しない0のときだと思っていて。無風のときが一番何の価値も生まないんですよね。風でも嵐でもなんでもいい、最悪な状況でも、マイナスな経験をした方が0よりいい。私は地獄の数だけ成功できる確率が上がると思ってるんで、何回でも地獄を見たいんですよ。地獄は私にとって天国で、チャンスなんですよね。地獄の数だけ、それを吸収して成功に繋げられると思ってるんで。地獄だけ見て死ぬ人もいると思うんですけど、でも自分次第でいくらでも天国にできる。だから、「人事を尽くして天命を待つ」が一番好きな言葉ですね。

 

反骨精神あふれる、熱い思いが満載のインタビューでした! AIの世界も今後どう進化していくのか、注目です。

■AiHUB株式会社
https://aihub.co.jp/

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