迷惑社員が予約の取れないアフヌン経営者に! 株式会社Kavally代表・永谷佳代子の起死回生

迷惑社員が予約の取れないアフヌン経営者に! 株式会社Kavally代表・永谷佳代子の起死回生

2017年「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれ、今では映えを意識することはもはや当たり前に。そんな中、可愛いを求める多くの女性たちに支持されているアフタヌーンティーのお店を経営する、永谷佳代子さんにインタビュー。20代で起業するも、起業前後では全く別の人間だったそうで…!? 気になる起業秘話をお伺いしました。

【永谷佳代子プロフィール】
年齢:35歳/職業:株式会社Kavally代表取締役/家族構成:独身(バツイチ)
insta @kayoko_nagatani

topics予約が取れないアフタヌーンティー

――株式会社Kavallyはどんな事業を展開しているのでしょうか?

表参道を中心に国内3店舗の飲食店経営と、飲食店プロデュース、ホテルプロデュース、空間プロデュース、EC販売、催事展開、スイーツ卸し、ケータリングを展開しています。

株式会社Kavallyが運営するGinger Garden、MOSKA by Ginger Gardenは、かわいいアフタヌーンティーが楽しめるお店としてSNSで大きな話題に。店内のお花の装飾が印象的。(写真はGinger Gardenのインスタより店内の様子)ほかにルーフトップバーべキューが楽しめる「THE ROOF」も展開。

――経営されているアフタヌーンティーのお店は、どんなお客さんが多いのでしょう?

Ginger Gardenだと20代前半の女性が中心で、MOSKAは少しお姉さん向けという位置づけをしているので、20代後半から30代の方も多いですね。休みの時期は学生さんも多いです。うちの場合は特に桜の時期がすごく人気で、今年の3月は過去最高売上を更新しました。

――起業する前はどんなことをされていたんですか?

大学を卒業して新卒で大手メーカーに入社して、普通に広報部のOLをしていました。ただ会社にとっては大迷惑社員って感じで…仕事中にトイレで2時間寝たりとか、散歩行っちゃったりとか、本当にヤバい奴でしたね(笑)。その会社は社員の皆さんの愛社精神がめちゃくちゃ強くて、だからこそ仕事を頑張る人が多いっていうすごくいい社風だったんですけど、逆に私はそこに馴染めなくて。

その頃、大学時代の読モの友達がアパレル業界に入っていたり、ブランドプロデューサーになっている姿を見て、本当は私も自分にしか世の中に与えられない価値を作れる人になりたかったはずなのに、安牌なレールを走る大人になってしまったなと思っていたんです。当時は今ほど女性起業家って多くなかったと思うんですけど、人生一回だしやり直すなら今しかないと思って、会社は1年で辞めて、24歳で登記して25歳で起業しました。

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