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life style意志がある人や会社を常に応援していける自分でありたい
――仕事をする上でのこだわりがあれば教えてください。
関わる人がどれだけ楽しいと思ってくれるかには、すごくこだわりがあると思います。私の人生のモットーが「半径5メートル以内の人を幸せにする」ということで、どこかで疲弊していたり苦しんでいたら、絶対に良いパフォーマンスは出ない。例えばメンバーが「モヤモヤします」と言っていれば、一度話す機会を設けて「どういうときが楽しいんだっけ?」「将来どうなりたいんだっけ?」とひとつひとつ紐解いていって整理するということを大事にしています。身の回りの人が本当に楽しんでいるのかを常に点検するのが、私のこだわりかなとは思いますね。
――そのモットーはいつ頃から生まれたものなのでしょうか?
起業するよりも前から、もともと持っていたものですね。なので若い頃は逆に、自分の睡眠時間を削ったり、彼氏との約束を断って仕事を優先することもありましたし、それがやれてしまう環境ではありました。今もそのスタンスはどこかにあるのですが、子どももいるので仕事だけを優先するわけにもいかないし、昔のように体力勝負な働き方も難しい。家族や子どもとの時間もちゃんと設けたいと思ったら仕事の生産性を上げるしかないので、AIを使ったり取捨選択をしてやらないことを決めたりしています。いかにして少ないパワーで成果を上げるかを考えるきっかけを、子どもたちがくれたと思っています。

小澤さんの出産は、超安産だったそう。「無痛分娩を予約していたら、早く出てきてしまって、そのまま出産。一人目も二人目も1時間以内に生まれていて、産んだ直後から分娩台でスマホを触っていました」出産レポートは小澤さんのnoteもあわせてどうぞ!
――小澤さんは育児と仕事をどのように両立していますか?
両立するためには仕事も育児も一人でやろうとしないことが重要だと考えていて、仕事に関しては、二人目を出産したときはクライアントがいる状態で育休に入らなければならなかったので、私がいなくても回る状態を作ることが大命題でした。でもそれはすごくいいきっかけになったと思っていて、私がいなくてもメンバーが主体性を持ってお客さまを担当して会社を守ってくれたので、育休中の売上が一番高かったくらいです(笑)。そういう意味でも、起業してよかったなと思います。
育児に関しても、主人や主人の両親と役割分担をしながら行っています。仕事も育児も、どこを目指すかということを決めて、一人でやらないようにすることで、両立ができるのではないでしょうか。例えば売上を今の10倍にしようとか、子どもの料理は全部手作りで用意しようとすると無理かもしれないですが、まずは会社を維持して、子育ても既製品を利用しながらやることはできると思います。自分なりに、「ここでいいんじゃないか」という目標を定めて、周りの人を巻き込んでやっていけば、両立はできるんじゃないかとは思っていますね。
――今後の展望を教えてください。
PRということに囚われず、企業や業界や経営者やそこで働く人など、より多くの人がより良くなる世界を作る一助になりたいと思っています。今はPRという武器を活用しながらそれに取り組んでいますが、あくまで手段のひとつだと捉えているので、意志がある人や会社を常に応援していける自分でありたいです。意志がある人の思いを、一緒に実現するのが私の意志ですね。
もちろん会社の売上を伸ばしたり利益を出すことも重要ではありますが、そこを目的にはしていないです。本質的な価値を上げていって、良くなっていく企業や業界を作っていけたら私も嬉しいですし、死ぬ前に「あの業界がよくなったのは私のおかげ」みたいなことを言えたら面白いかな、と思っています。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
「人生一回きり」。この言葉はしょっちゅう言っています。ベリーズに行ったときも、令和PRを起業したときも、大変なこともつらいこともいっぱいありましたが、その経験が自分自身を豊かにしてくれていると思うんです。やってみなければ何も生まれないし、自分の糧にもならないし、気持ちの変化も起きない。人生どうせ一回きりなら、迷ったらGO、やってみたらいいじゃん、ということは常に思っています。
移住や起業と、小澤さんのアグレッシブな姿勢に刺激を受けるインタビューでした。一回きりの人生、後悔なく挑戦を続けていきたいですね!
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