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life style一日一善で幸せの連鎖を心がける
――今お子さんが中学2年生。これまでさまざまなフェーズがあったかと思いますが、笹尾さんとしては、育児と仕事の両立はどのように行ってきましたか?
両立が難しいことはいっぱいありましたが、仕事と同じで、「自分しかできないこと」「自分がした方がいいこと」「自分じゃなくてもできること」を分けて考えていて。マストで自分がやらなきゃいけないことはやるけれど、周りの助けを借りられるものに関しては借りようと考えていました。
例えば、うちの会社では月に1回全社会議があり、その後に懇親会が開かれるのですが、全国の社員が集まっていていろいろな声が聞ける機会なので、絶対に最後まで参加したいと決めていたんです。なので子どもが小さい頃は、親に新幹線代を出して子どもの面倒を代わりに見てもらったり、お金を払ってもしっかりフォローしてもらうようにしていました。そのかわり、子どもや夫には言葉と態度で感謝を伝えるようにしていて、家族のメンタルはしっかり見るようにはしています。

現在の働き方は?「フルタイムですが、うちの会社は始業と終業の時間はある程度自分で決められて、在宅勤務も可能。社員にも両立してもらうことを目標にしているので、あえてスケジュールには『子ども運動会』など見えるように入れたり、自分から率先して取り組んでいます」
――笹尾さんの理想のワークライフバランスがあれば教えてください。
私はあまりワークライフバランスという考え方をしていなくて、ワークアズライフと考えていて。「休めるときに休めばいい」というふうに考え方を切り替えています。役員になった頃からです。あとは自分の中で、週に1回は自分のための休み、週に1回は家族のための休みという立ち位置で考えています。水曜日と日曜日が休みなのですが、水曜日はジムやネイルや美容院に行ったり、日曜日は家族のことをする日という感じで、オンオフを分けています。
――今後の展望を教えてください。
会社としては上場を目指しています。それと、各都道府県に店舗を出したいと思っています。癌になった後は、世の中のためにとか人のために生きたいなと思っていて。そういう意味で言うと、会社が大きくなって営業マンが増えれば、相続や事故物件などで困っている人たちみんなに手をかけてあげられると思うので、結果的に、会社が大きくなることが自分の今の目標かなと思っています。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
「一日一善」という言葉をすごく大事にしていて。そんなに難しいことじゃないんですけど、1日1回は誰かを笑顔にできるような幸せの連鎖を心がけています。例えば、席を譲るとか、ごみを拾うとか。ジムに行ってスリッパがぐちゃぐちゃに並んでいると、一日一善のチャンスだと思って「よし!」って思うんですよね(笑)。
私は営業マンに対してもホスピタリティが一番大事と伝えています。誰かに丁寧に扱われるって嬉しいなと。社員の良いところを見つけたら褒めるとか、小さなことですが、そういうことは自分の毎日のモットーとして気を付けています。
不動産のことも女性のキャリア構築のことも、とても参考になるエピソードが盛りだくさんだった笹尾さんのインタビュー。ぜひキャリアの棚卸にも挑戦してみてくださいね。
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