美容と教育で輝く女性を創る 株式会社Mahalo代表・松井裕香

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turning pointしっかり自分とつながることでブレない気持ちができる

――転機になった出来事はありますか?

もともとの性格にも由来するところなのですが、私は目標を追って突っ走ることはできるのですが、そのあとに燃え尽き症候群みたいになってしまうところがあって。例えば学生のとき、周りと同じ進路に進むのが嫌で、当時ピアノをやっていたので音楽大学を受験しました。絶対に無理だと言われていたところから、半年で合格しました。でも受かったら「なんでこんなに頑張っていたのだろう」と思って、すぐ辞めて。そういった癖が仕事の仕方にも出ていて、その結果それを繰り返していました。スランプに陥ったんですよね。

――頑張りすぎていた?

組織や人の問題などうまくいかないことが続いたということも理由にあります。その上、経営者とはこうあるべき、社長はこうあるべき、という考えを自分に押し付けていて自分を見失っていました。どんどん自分を傷付けて、誰にも言えず、暗いトンネルの中にいるような感じでした。

大変なときの乗り越え方は?「私は社員になんでも包み隠さずシェアします。それによって自分の心の整理もつくし、働いている人たちもピンチの状態を把握することができるから、乗り越えるスピードが早まりました」

――その状況から、どのように持ち直したのでしょうか?

自分の至らなさ・あり方を見直して、しっかり自分と繋がることをしました。自分のことを顧みるのはすごく苦しい作業ではありましたが、おかげで自分がなんのためにこの事業をやっているのかというところが強くなって、今は全くブレなくなりました。

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