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life style育児と仕事両立のカギは切り替えること
――現在は子育てと仕事の両立はどのようにされていますか?
あまり完璧にはできていないと思うんですけど、仕事の時間は仕事に集中して、帰ったら切り替えるようにしていますね。
――両立するためにはどんなことが必要だと思いますか?
私が思うに、両立は切り替えを早くできるかどうか。落ち込んだときに立ち直るのが早い人とずっと引きずる人がいますよね。仕事のときは仕事で、家に帰ったらお母さんで、その切り替えを早くすればいいだけだなと今は思っています。一人で何役かやるというようなイメージです。
会社をやっているとよく女性から相談を受けることがあって話を聞くのですが、皆さんプライベートと仕事を割り切って考えずに、一緒にしちゃうケースが多いんだと気付いて。気分が落ちているのはただプライベートがうまくいっていないだけなのに、同じ人格だから仕事もうまくいっていないと勘違いしてしまっている。でもよく話を聞いて整理してみると、仕事の課題はできていて、本人の気持ちだけなんですよ。そういったところから、仕事と育児にも切り替えが重要だと感じるようになりました。
――樋田さんなりにうまく切り替えるコツはありますか?
環境を変える。例えば、家は休む場所なので、家では仕事のことで悩まないとか。サービス立ち上げの頃は長時間働くことをよしとしていましたが、そうしていると長続きしないので、そういった意味でも切り替えを意識したほうが自分の身のためだと感じるようになりました。
――今後の展望を教えてください。
「伝える力で企業の発展を支援する」ということを今までよりも、もっと広げていきたいです。1人のフリーアナウンサーにできることは限られていますが、仲間たちとのチームを作れば100人の経営者を支援することも実現できるので。チームを成長させアナウンサーのポテンシャルを引き出して、企業さんに対しては伝える力で発展するサービスを提供したいと思っています。
広報アナウンサーという仕事も、これまでは業界的になかった働き方でしたが、私達が新しいサービスを作ったことで「こんな仕事があるんだ」と入社してくれる人も出てきて。さまざまな働き方を実現しながら、イベントの司会で空間を温めたり、広報を通して企業の良いところを引き出して伝えることで、企業の発展をサポートしていきたいと思っています。
――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。
やはり「挑戦し続ける」ということは年齢関係なく大事だと思っているので、それを伝えたいです。過去がどうであっても、今からどう挑戦していくかということを大事にしたい。
特に会社経営を通して、アナウンサーがセカンドキャリアを築くには、本人のマインドチェンジが何より必要だと実感しています。過去の自分に固執せず、自分自身を変化させられる人たちと、これからも一緒に働いていきたいと思っています。
会社のビジョンに掲げている「声で、未来を変える」には、そういった意味も込めています。声は、使っている言葉でその人の印象が作られたり、声そのもので「この人はこういう人だ」と人格が見られたりします。自分自身の未来を変える気概を持った人たちとともに、声を通して、お客様の未来を変えていきたいと思っています。
知っているようで知らない女子アナの世界。セカンドキャリアについて大変興味深いお話をありがとうございました!
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