ときめく仕事って?ライフステージどうする?働く女のお悩み相談会!!~norm+座談会レポート:後編

ときめく仕事って?ライフステージどうする?働く女のお悩み相談会!!~norm+座談会レポート:後編

販売開始から一か月で累計1万個、今年4月スタートした注目のスキンケアブランド「norm+(ノームプラス)」の愛用者との座談会の模様をレポート! 経営者対談として、愛沢えみりさん&川真田紘子さんに幸せな働き方について伺った前編に続き、後編では愛用者の皆さんからの質問にお答えしていきます!

【愛沢えみり(写真右)プロフィール】
株式会社voyage代表取締役。「norm+」プロデューサー。元歌舞伎町No.1キャバ嬢であり、現役時代は「小悪魔ageha」専属モデルとしても活躍した。現在はアパレルブランド、美容クリニックのプロデュースを行うほか、SNS、Youtube、書籍などで発信する内容が、多くの女性からの支持を集めている。
instagram @emiri_aizawa

【川真田紘子(写真左)プロフィール】
株式会社NET WORTH代表取締役。愛沢えみりとは学生時代からの親友であり、愛沢えみりのYoutubeに出演することも。
instagram @k_hiroko0715

★前編はこちら

Question【職場の人間関係編】ミスばかり繰り返す人を受け入れられません…

Q.ミスばかり繰り返し人に迷惑をかける人を受け入れられず、キツい態度をとってしまいます。どうしたら普通の対応ができるでしょうか。

愛沢えみり(以下、えみり) これはもう私も反省することが多いんですけど。感情的になって言ってしまって、私はプラスになったことが何一つなかったので。深呼吸してみるとか、環境を変えて外出てみるとかして、自分自身が気を付ける。なかなか他人は変えられないので相手が悪いとかっていうのじゃなくて、自分自身が気をつけるしかないのかなって思いますね。

川真田紘子(以下、ここす) ミスばかり繰り返す人って理由があったりとかするんで、まずはなんでだろうって考えて、本人を観察しながら見てると意外なところに原因があったりとかして。「そのポイントを直せばミスがなくなるんじゃない?」とかそういう風にアドバイスしたり。私も結構怒っちゃうこともあるんですけど、感情的になると絶対いいことないんで。私もそういうときは、深呼吸したりとか、風に当たったりとか、いったんトイレに行ったりとかして、気持ちを落ち着かせますね。

Q.仕事仲間とどのくらいの距離感で接していますか? 職場にプライベートでも頻繁に会うくらい仲の良い人はいますか?

ここす 不動産会社って飲みとか結構すごいんですよ。もともとはめちゃくちゃ飲んだりしてたんですよね。でもコロナがあってそういうの行かないようにしたら、それはそれで、この飲みはいらなかったんじゃないかって思うくらい。最近はお昼にお茶して悩み相談聞いたりするようにしてます。お酒入ったらあんま意味ないじゃないって。

えみり 一定の距離感ってあったほうが意外とうまくいったりすることもありますし、距離がありすぎると今度は逆にコミュニケーションがとれなくなることもあるので、この辺はバランスとしか言いようがないですけど…やっぱり毎日会社に行って、スタッフの表情だったり態度とかでちゃんと把握するっていうことをした上で、ちょっとお話したほうがよさそうだなと思ったら、タイミングもちゃんと考えて「ちょっとお茶できる?」とか。やっぱり自分が良かれと思って距離を縮めたことが、相手にとってはなかなか言いづらかったり大変だったりする場合もあるので。日頃からバランスを見て察するように…結構難しいんですけどね、何が正解かって。ただ意識をして、スタッフやまわりの人を見るっていうのはするようにしてる。

norm+イベントの様子。登壇者は左・川真田紘子さん、右・愛沢えみりさん。

Q.今会社役員をしていて、部下が年上の男性です。そういった人にどう指導していったり育成していったりしたらいいでしょうか。

ここす まさに私はずっとそうなんですよね。そもそも不動産業界は男性が多くて、私もサラリーマン時代はずっとそういう環境でした。んー気まずいですよね。ただ、仕方ない。役職は会社が決めたことじゃないですか。私が決めたことじゃないって自分の中で納得して、相手を立てながらうまくやる。相手のプライドを傷つけたりすることはよくないと思うんで、そこは大切にしながら、どこのポイントで言えばわかってくれるかなとか、味方になってもらえるかなとか考えてました。ちょっと腹割って話したりとか、飲みに自分から誘って実際どうですかっていうのを聞いてみたりとか、お茶に誘ってみたりとか。結構そんな感じで、自分から心開いていったって感じですかね。

えみり 逆に私は任せちゃうというか、「お願いします」のスタンスで。そのスタッフの男性のほうが長くやられてたら、たぶん私よりわかると思うんで任せる。ただこうやってほしいとかのポイントは話す。あとさっきここすも言ってたように、立てつつっていうことが大事だと思うんで、距離感やバランス、話し方とか話すタイミングっていうところを大事にして。必要以上に気を遣いすぎるっていうこともまた変だと思うので、人間性も見ながら全体的なバランスを考えるっていう感じですかね。

Question【仕事への向き合い方編】合うか合わないかよりも大切なこと

Q.現在の仕事が自分に合っていると思いません。ときめきが無いです。かといって何をしたら良いのか…迷う日々です。打開策はありますか?

えみり 合ってるか合ってないかで考えると難しいと思うんで、このお仕事がやりたいのかやりたくないのか、楽しいのか楽しくないのかっていう気持ちを大切にしてみたら。結局ね、合ってるか合ってないのかっていうのは、合ってないことでも努力し続けたら合ってるかもしれないし、合ってることが意外と自分だけそう思ってて、仕事としてはなかなか結果出ないっていうこともあると思うので。対策としては「ときめきがないです」っていうことなので、今やってる仕事をもう一回全力でチャレンジしてみる。気持ちを切り替えて違う方法で頑張ってみて、それで考えてみて。それでも違うなって思ったら、変えてみるとか。ちょっとずつ自分の気持ちを変化させて取り組んでいったら、変わっていくのかなって思います。

ここす 合ってるか合ってないかっていうと他者からの評価になってしまうので、そこは難しい。楽しいことは夢中になれるし一生懸命になれるし。何をしたらいいか、自分が何をしたら楽しいか、自問自答して考えてみてもいいのかなって思います。

Q.大学4年生で、来年から社会人です。負けず嫌いで営業職に挑戦するのですが、負けて悔しい経験を活かす方法はありますか。

えみり キャバ嬢のときはナンバー1じゃなきゃ絶対やだっていう気持ちで、それだけで頑張っていたんですけど、逆にキャバ嬢じゃなくて会社を始めたときに、「キャバ嬢が会社なんかできるわけない」っていうのをいろんな方に言われたんですね。「やめたほうがいい」とか、「すぐつぶれる」「すぐ終わる」ってすごく言われて。すっごく悔しくて、だから大変なときもその言葉を思い出して、ここで辞めたら言われた通りだって踏ん張れた。自分の中での負けず嫌いも大事だし、もし「できないよ」「無理だよ」って外からマイナスの言葉を言われることがあったらそれもプラスになると思います。

norm+イベントで来場者の質問に答える愛沢えみりさん。

ここす 負けず嫌いってことじゃないんですけど、私の場合、不動産で女でって舐められることがすごく多くて、それがすごく悔しくって。人一倍努力しました。だから負けてらんないなって、男性よりも仕事しようと思って頑張ってました。

Question【人生と仕事編】自分の人生、まわりは気にせずに

Q.起業するまでと起業してから、今までで一番辛かった事はなんですか。

えみり つらかったことしかないんですけど(笑)。一番って言われると本当にたくさんありすぎて、何がっていうと難しいんですけど、私は自分の未熟さもあったので人間関係。売るとかどう売るっていうことよりも、人間関係や組織っていうところですかね。

ここす なんだろう、つらかったことないなあ私。そんなはずはないと思うんですけど、結構本当に忘れるんですよ。次の日はもうすっかり忘れている。忘れるようにしてるのかもしれないです。忘れないとやってけないじゃないですか、人生長すぎて。生きてれば過去って増えていくので。たぶん意識的に忘れるように心がけてる。

Q.えみりちゃんとここすちゃんみたいにパワフルに状況を好転させる方法、ポジティブに物事を持っていく方法・考え方・切り替え方を知りたいです!!

えみり これはYouTubeでも結構話してるんですけど、私実はすごくマイナス思考で、全然ポジティブではないんです。逆にそのマイナス思考だったりネガティブっていうのも自分の長所だと思って受け入れる。嫌なことが起きたらそのときは結構落ち込むんですけど、一度冷静になって原因は何でどうしていけばいいのかを考えて、こうして考える時間ができたことは自分にとってプラスだったな、とか最終的にプラスにもっていけばいいと思っているので。
あとは明るいお友達(=ここすさん)に聞いてもらったり、明るい人と一緒にいるっていうのは大きいかもしれないです。

ここす 私も結構みんなからポジティブで明るいと思われるんですけど、ネガティブになったときに彼女に相談すると、彼女はすごいポジティブ。彼女がネガティブになって相談するときは私がポジティブっていう、お互いがお互いのポジティブに支えられてて、なんかいいバランスですね。

トーク中の川真田紘子さん(左)と愛沢えみりさん(右)。norm+のイベントでも、Youtubeでおなじみの仲良しコンビは健在。

Q.女性としてのライフステージに合わせてお仕事を調整するご予定はありますか? お仕事で輝いているえみりさん、同じ女性として、将来のイベントに伴ってお仕事の調整もするのかお伺いしたいです。

えみり あんまり表には出してないんですけど、まさに今考えてますね(笑)。このイベントだから本音トークです(笑)。ずっと仕事をしてきて仕事がすべてだったので、なかなか考える機会っていうのがなかったんですけど、30歳すぎてから仕事もちょっとずつ落ち着いてきたり、自分の気持ちも徐々に変化していきますよね。これは自分でもびっくりなんですけど。それにここすにベイビーちゃんが生まれたのを見ると、こういう幸せもあるんだなとか、やっぱいろいろ考えて。自分の気持ちを大事に、自分の人生なのであまりまわりは気にせずに考えていきたい。

ここす 私は30歳で子供はほしいっていうのは正直あったんですけど、子供って大変じゃないですか。だからもっと考えて、もっとスケジュール組んで仕事との兼ね合いを考えてやるべきだったなって、妊娠してるときも出産したあとも思いましたね。子供がいながら仕事となるとやっぱり一人では無理なので、いろんな人の力や助けが必要になってくる。難しいですけど、どっちも諦められないんで。
ただ子供はね、本当勝手に育つんですよ(笑)。勝手に育つっていうと言い方変なんですけど。子供は子供の人生がスタートしてるからこのコの人生なんだ、私の人生とは違うからってどこか客観的な自分もいたりして。私にしかできないやり方を、自分が正解だと思えばそれでいいのかなと思って、いろんな目とか評価とか結構あったんですけど、もう今はあんまり気にしない。

norm+イベントで来場者の質問に答える川真田紘子さん。

Q.これからの展望等お聞きしたいです。

えみり 起業して9年目になって、今自分がやりたいことが少しずつできてきたり形になってきてるので、会社として成長して大きくしていきたいなっていうのがあります。会社のビジョンが「世界中の女性に勇気を与える」っていうもので、これは9年前に作ったんですけど、今までぶれずにやってこれたなって。「勇気を与える」っていうビジョンが常にあるので自分が大変なときにも、こういう風な社長でありたいなっていうことや、こういう会社でありたいなっていう気持ちを軸に頑張ってこれたので、スケールは大きいですけど、世界中の女性が、女性として、お仕事もライフスタイルもすべて、幸せに生きていってほしいと思うので、それを実現できる会社にしていきたいなっていうのがあります。

ここす 私は代表なんですけど、ずっと現役でいたいっていうのがありまして。組織を作るのはとても大事だと思うんですけど、一生現場に出て、物件自分が見に行ったりとか、自分が一個一個やっていきたいていうのがありますね。普通だと会社のスケール感を大きくしていきたいとかって思うのかもしれないですけど、私は結構自分ができる範囲で、地に足ついてじゃないですけど、自分がやっていきたいなっていうのが強いですね。

当日は来場者からも質問が飛び出して盛り上がった座談会。「norm+」では今後もイベントの開催を検討しているそうなので、要チェック! 制作に2年かけたという自信作の商品たちも、使ってみたくなりました!

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