もう一度ワクワクしたい。株式会社LITA代表取締役&PRプロデューサー・笹木郁乃の原動力

もう一度ワクワクしたい。株式会社LITA代表取締役&PRプロデューサー・笹木郁乃の原動力

life style母性が強いからこそ離れている間に集中して仕事する

――株式会社LITAを設立されたのは何年ですか。

2016年に独立をして、法人化したのが2017年。ただそれも、PR塾と並行して企業さんのPR代行をやっていたので、お取引するときに法人じゃないとできないという経緯があっての法人化でした。社員を採用し始めたのは2019年が初めてです。

――一人企業から社員を採用するという方向に転換したきっかけは?

独立して2年も経つと、PR塾やってPR代行をやってというのがルーティンになってきて、「あれ、私ずっと同じ人生だな」って思ったんです。一人ではそれが限界。私の名前で仕事をしているので、それ以上拡大できなくて、逆にワクワクしなくなったんですね。

起業ってこんなものなのかなって思って経営者の方に相談をしたら、「会社っていうのは、ミッションとビジョン、たどり着けないような大きな目標を掲げて、世の中に影響を与えようってやるからこそ、社員を入れて組織でやっていくんだよ」と。全然そっちの方がワクワクすると思ったんですね。それで次は組織化して大きな目標に向けてやろうって覚悟を決めて。それまでは「ikunoPR」っていう会社名だったのを、2019年から「株式会社LITA」に変えました。

――組織化をしてから笹木さんは、名古屋と東京の半々で生活されていると聞きました。引越しはしないんですか?

旦那さんが愛知で働いているので、旦那さんに転職してもらったり、それを強制するのは違うなって思っていて。でも自分が会社をやるからには、日本中に影響を与える会社になりたい。そう思うと愛知じゃなくて日本の中心で勝負したかったんですよね。なので東京で会社を作りました。

あとは私の場合、子どもと一緒だと闘争本能がすごくダウンしちゃって。東京に出張するとパシッとエネルギーが出て、「よし仕事するぞ、頑張るぞ!」ってなるんですが、愛知に戻ると子どもと一緒にいてあげたくなって、本当は仕事したいはずなのに、もういいかってなるんですね。それは子どものせいっていうより、自分はすごく母性が強い方だから。子どもといる間はちょっとスローペースの自分っていうのを受け入れながらやってますね。今は火曜の朝から東京でガッツリ集中して、金曜日の夜から愛知に戻って子ども中心の生活をしています。

株式会社LITAのオフィス入口には、テーマカラーのブルーを基調にしたロゴが。

株式会社LITAのミッション、ビジョンは?「全ての人と企業の可能性開花に貢献する。日本中全ての人、40代50代の女性も子育てしてる人も介護してる人も、もちろん企業も、あらゆる側面から才能や可能性が開花するように支援する会社でありたいと思っています」

――今後の目標を教えてください。

私は信頼できる仲間と熱狂してワクワクして仕事をすること、そして社員に仕事を任せられていることにすごい幸せを感じるんですね。今は20名ほどの社員がいるんですけど、仲間が増えれば増えるほど影響を与えられる範囲が広がると思うので、最終的には300名、400名の組織にしたいと思っています。

それと今はPR塾によってPRプロデューサーを増やしているんですけど、数が増えるほど支えられる企業も増えるし、PRプロデューサーになった人自身の人生も明るくなる。なので、子どもの憧れの職業トップ3にPRプロデューサーが入ったらいいなと思って、それを目標にやっています。

――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。

「自分の人生は自分で切り開く」。これは私だけじゃなくて社員も受講生もそうですけど、どんどん切り開いて、会社のミッションの通り可能性を開花してほしいなと思って。可能性に気づくことで、私はこんなにも人生が変わったので。

私、小学2年生のときに交通事故にあって脳の手術をしたんです。「20歳までに後遺症が出て喋れなくなったり歩けなくなったりするかもしれない」と言われて、本当に明日死ぬかもしれないって思ったときに、リスクよりもこの一分一秒を大事にして、自分が満足する生き方をしたいって思いましたし、そういうふうに思って生きた方が絶対いいと思っています。そう思わないと行動もできないですよね。

 

さまざまなドラマがある笹木さんの人生、迷うより行動あるのみですね!

■株式会社LITA
https://lita-pr.com/

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