スピード婚、海外駐在…「会社の売上は落ちると思っていた」経営者・黒田麻理耶の転機

スピード婚、海外駐在…「会社の売上は落ちると思っていた」経営者・黒田麻理耶の転機

work styleスピード婚、駐在生活…環境の変化で気付いたこと

――今結婚して何年目ですか?

8年目になるのかな。

――もともと結婚願望は強かったですか?

全然なかったですね。結婚したのは30歳の年だったんですけど、まだ全然しなくていいと思っていたところで今の主人と出会って、あっという間に入籍しました。

カメラを振り返りほほ笑む、黒田麻理耶さん。

お仕事をする上でのこだわりは?「即対応すること、スピード感。モデルに対しても、クライアントに対しても、社内に対しても即レス対応っていうのは心掛けてますね。時間の効率を上げることで誰も悪い気はしないというか」

――結婚してみて、仕事の仕方や考え方に影響はありましたか?

最初ありました。なぜかっていうと、結婚してすぐに主人が海外に駐在になることになったんですよ。そのとき私は会社作って5年目ぐらいで、社員も仕事もちょっとずつ増えてきてちょうど楽しいときで、第一線でまだやりたいから行けないよって思ったんです。すごく葛藤したんですけど結局一緒に行くことに決めて、月の半分は海外、半分は日本、もしくは3週間は海外、1週間だけ日本みたいな生活を2年ぐらい続けました。

――そんなに!

それまで会社では基本的に私が営業で、自分がいろんなところに会食に行ったりして仕事を繋げることが多かったんですね。海外に行くとそれができないから、会社の売上が落ちるかもしれないって思ったんですけど、実際にその生活をしてみると、自分が社員をマネジメントすることが売上に繋がることに気付いて。

自分が会社から離れていても、社員をちゃんと見て教育して、モチベーションを高めていくことで、個々に営業力がついて売上もついていったんです。それはある意味海外に行かなきゃ気付かなかったことですよね。結婚していようがしていまいが、いつまでも自分が会食行ってお酒飲んでっていう状況で仕事しなきゃいけなかったかもしれない。

 

life style30代からは心地良さのある働き方へ

――今後の目標や理想はありますか?

私はどっちかっていうと、会社を大きくしたいっていうよりかは、今いてくれている社員に、仕事も楽しくできてプライベートの時間もあってお金もあってっていう充実した環境を与え続けることが目標ですね。社員の心地よさを常に考えていますし、これからもその気持ちはきちんと持っていたいなと思います。

私は20代のときはとにかく時間がなかったので。30代からは、お金もあって時間もあるっていうのがベストじゃないですか。それを自分だけじゃなくって、社員にもきちんと与えたいなと思っています。なのでうちの会社では出社の日数は、コロナ禍前から週に2、3回でいいっていう形をとってますね。

椅子に座りカメラに向いてほほえむ黒田麻理耶さん。

社員の年齢層は30代半ばが多いそう。「去年から初めての試みで新卒を雇いました。一生懸命頑張ってくれてますね」

――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。

すごくありきたりですけど、「継続は力なり」ですね。諦めてしまったらそれまでですし、続けることがすごく大事だなとも思っていて。体力作りもそうですし、物事もそうですし、無駄なことはひとつもないと思っています。

私、今はトレーニングも結構してるんですけど、20代のときなんてトレーニングのトの字も全くなかったんです。30歳過ぎてから「やらないとまずいかもしれない」って思って、トレーニングを続けて5年になるんですけど。最初はもう無理って思いながらやってたんですけど、継続することによってもう日常化しているので、それが良い活力にもなってるのかなって。汗をかくことがストレス発散でもあります。

――どのぐらいのペースで通われてるんですか?

週5、6は。私、食べて飲むことがすごく好きなので、そのために動くみたいなことをモットーにトレーニングしている感じなんです。最近はある程度食べたり飲んだりしても結構発散させる筋肉がついてきましたね。そういうこともあるから、続けることって大事なんだなっていうのはすごく思いますね。

 

ひとつひとつの決断と覚悟が今の黒田さんを形成しているということが伝わってくるインタビューでした。美味しいものがたくさん紹介されるインスタも見応えがあります!

■黒田さんの経営する株式会社marqueeはこちら
https://marquee-inc.com/

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