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work style主体性と分析力を学んだ新卒時代
――起業するにあたって、不安だったことはありましたか?
やはり、常にお客さまにい続けてもらえるかどうかは不安でしたね。お客さまがゼロになったら収入がゼロになるので。業務委託などで関わってくれているメンバーもいるので、お金を生み続けなければいけないということは不安でした。
――集客はどのようにしていますか?
Voicy、Podcast、note、XなどSNSの発信を見て問い合わせをくださる方がほとんどです。自分はPR会社の社長なので、PRに関するプロフェッショナルとして見てもらえるようなブランディングを常に意識して発信しています。また発信に関しては、昔も今も言葉を通じて世の中を良くしたいと思っているのですが、そのためにSNSはすごく良いツールだと思うんです。自分が考えていることやノウハウを発信して、受け取ってもらった人が元気になったり、一歩踏み出す勇気になったり、私の発信を通して誰かの幸せを作り出せればいいなと思っています。

印象に残っている仕事は?「物流業界の取り組みとして、女性ドライバーが美容院で美しく変身していくストーリーを通して、二つの業界をつなげてブランディングを変えていったこと。業界自体の在り方を変えていく提案ができるのは楽しいです」
――小澤さんにとって、ビジネスの原点になっている経験はありますか?
リクルートでの経験は、自分にとってすごく影響が大きかったなと思います。特に、主体性を磨くということに関しては断トツにすごい会社だと思っていて、常に「なんでそう思うの?」「君はどう思うの?」と問いかけられますし、それに対して「そう思うならやってみれば?」と任せられる環境。私の場合は新卒2年目で名古屋の拠点を任されて、「自分がやりたいって言ってきたんだから、このプロジェクト全部よろしく」みたいなこともありました。だから主体性を持たざるを得なかったんですよね。
また、お客さまへの向き合い方もすごくて。新卒採用と中途採用の支援をやっていた部署だったのですが、お客さまの中期経営計画を読み込んだり、過去の新聞を全部取り寄せて、この業界の中でこの会社はどんな立ち位置なのかを分析し、じゃあそれを踏まえて強みは何か、本当にこの採用でいいのかということを多角的に見て、会社の事業を本質的に伸ばしていくために何をすべきなのかというところまで考えて仕事に取り組んでいました。だから令和PRも、PRの会社ではありますが、お客さまの会社の課題や採用について真剣に話しているうちにPRの話が出ないで打ち合わせが終了することもあるんです。でもそれでいいと思っていて。経営をPRで加速させるというビジョンを持って仕事に取り組んでいるので、お客さまと同等にその会社の経営について語れる自分でありたいと思っています。