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life style祖父母と会うことでエネルギーチャージ
――理想のワークライフバランスはありますか?
特に女性はプライベートやキャリア、人間関係など、悩むことが多いと思うんです。でもひとつひとつの行動が妥協や諦めなのか、マイルストーンを後ろ倒しにしたという意思決定なのかを自分に問うように心がけています。
私の場合は祖母をきっかけに会社を創業しているにも関わらず、忙しくなればなるほど祖父母過ごす時間がどんどん短くなってしまい、私はそれが嫌だったんです。なので母にお願いして、同じマンションに引っ越してきてもらって。そうすると会議が15分早く終わると、祖父母に会いに行けるんですよね。忙しいというのはどうしても変えられないけど、その中で諦めたくはなかったから、仕組み的にどう解決するかということを考えました。嫌なことがあっても、祖父母に会えばエネルギーがチャージされるので、それが私のワークライフバランスかなって思います。

お仕事のマイルールは?「『楽しそうに仕事をする』ということ。インスタのストーリーを1日3回ぐらいあげるようにしていて、楽しそうなことをちゃんと発信するようにしています。インパクトスタートアップは時に苦しいことも多いのですが、だからこそ、楽しもうと思っています」
――今後の展望を教えてください。
会社としてはやっとシリーズAに行けたので、成長拡大というフェーズかなと思っています。強いチームを作って、駆け上りたいというのが今の思いですね。それと今年32歳なのですが、将来的には子どもが欲しいと思っています。なので卵子凍結も検討しています。会社の急成長と、自分の子どもを作るということは、今の時代両方とってしかるべきだと思っているので、それを両立できたら理想かなと思います。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
「刻石流水」。かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め、という意味の言葉です。私は叔父のことを尊敬しておりまして、その叔父がいつも言っていて良い言葉だなと思って。叔父はサラリーマンとして会社で大活躍していて、影響を受けていますね。
――今日はありがとうございました。事業の話から私生活まで、家族のお話が盛りだくさん。ご家族皆さん仲が良いんですね。
仲良いと思います。親戚でもよく集まりますし。ひな祭りも集まる、クリスマスも集まる、お彼岸もお盆もお正月も集まる、みたいな感じです。私は平成5年生まれですけど、昭和的な雰囲気のある大家族で育った感覚で。だから、世代間交流とか、目上の人から学ぶことが多くて、それが今の事業にもつながっているんだと思いますね。
「シニアに伴走する」というと介護をイメージしがちですが、新しい職業を生み出した赤木さんの取り組みは非常に興味深いものでした。いくつになってもワクワクできる社会、実現させたいですね!
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