株式会社Sworkers・坡山里帆 私が起業で叶えたいこと「ルールをつくる、女性をふやす。」

株式会社Sworkers・坡山里帆 私が起業で叶えたいこと「ルールをつくる、女性をふやす。」

起業家やベンチャーキャピタリストからSNSで多数の注目を集め、応募総数が200名を超えた、ルールをつくる、女性をふやす。「Project:F」をご存じですか? 女性起業家の創出を手掛けるのは、“はやまり”こと株式会社Sworkers代表の坡山里帆(はやま りほ)さんです。Sworkersの事業について、坡山さんの起業観について伺いました!

【坡山里帆プロフィール】
年齢:31歳/職業:株式会社Sworkers代表取締役社長/家族構成:独身
insta @hayamari.jp
X @hayamaritter

topics“推し”はスタートアップ!30歳までに起業を志す

――株式会社Sworkersの事業内容を教えてください。

2023年に会社を設立してちょうど2年になるのですが、今は二つの事業をやっています。ひとつがスタートアップ企業への転職に特化した「Sworkers Agent」、二つ目が女性キャリア支援プログラム「Project:F」です。

――まずひとつ目の転職のサポートについて。なぜスタートアップに特化しているのでしょうか?

私自身、学生時代からスタートアップ企業でインターンを経験しているのですが、仲間と一緒にまだ見ぬ世界を作ろうとする雰囲気がすごく好きなんです。新卒ではサイバーエージェントに入社して、その中でもベンチャーキャピタリストというスタートアップ企業に投資する仕事に4年半ほど携わっていました。だから学生時代から今を通して、スタートアップ企業やそこにいる人たちと関わってきて、働き方や面白さがずっと好きなんですよね。

「スタートアップ起業家やスタートアップ企業で働く人を含めたスタートアップエコシステム全体を推している感覚です」

――自分でも起業をしたいと思ったのはいつ頃だったのでしょう?

私は親も地元で会社をやっていて、父親の働く姿や、周りの人が家族のように仕事をしている感じがいいなと思っていて、組織を作りたいという気持ちは昔からうっすらありました。起業をしたいと明確に思ったのは大学生のときですね。私は93年生まれなんですけど、同世代や年齢が近しい世代には学生起業している人が多くて。株式会社yutoriの片石くん、DINETTE株式会社の尾﨑美紀ちゃん、最近上場したdely株式会社の堀江さんもその世代です。そういった影響もあって、いいなと思っていました。起業家に憧れて、女性の起業家の方に自分でアポを取りにいって話を聞きに行ったりもしていましたね。結局卒業後は会社員を選びましたが、いつか起業をしようとは思っていました。

――サイバーエージェントにはどのくらい?

2016年のインターンから、2023年までです。新卒1年目で当時開局したばかりのAbemaTVに配属され、プロダクトの改善や運用を担当して、2年目の秋に先ほど話したベンチャーキャピタルの仕事、通称藤田ファンドと呼ばれる、代表の藤田晋社長直下の部署に異動になりました。藤田社長はやはり起業家として憧れの存在だったので、間近で考え方や仕事の仕方を見ることができたこの期間は、すごく勉強になりましたね。サイバーを辞めるまではその部署にいて、最後は「自分が出資を受けたいです」と言って辞めました。

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