毎朝4時半起床、アプリ制作が起業につながった 株式会社Simplee代表・諏訪実奈未

毎朝4時半起床、アプリ制作が起業につながった 株式会社Simplee代表・諏訪実奈未

mind「時は命なり」生きている時間の質を高めたい

――仕事をする上でのこだわりはありますか?

常に思っているのは、関わってくれている人をちゃんと成長させられているかということです。保護者さんもお子さんもスタッフさんも、のびのび楽しそうに成長しているかということには、すごく気を配っています。自分が子育てをしているからこそ、子どもには良い経験をしてほしいと思うのですが、他人に対してもそう思うようになったんですよね。結婚、出産するまでは自分が優先だった部分もありましたが、今は周りに良い影響を与えられるかを意識するようになりました。

それともうひとつ自分に言い聞かせているのは、「失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である」というアインシュタインの言葉。失敗していないというのは、失敗を恐れて行動していないということ。なので、失敗すればするほど行動しているということなんですね。失敗は怖いですが、失敗ほど学べるものはないので、失敗したほうが人生得だと思うようにしています。

――今後の展望を教えてください。

出産していろいろと価値観が変わって、今の私にとっては「時は金なり」ではなく「時は命なり」と思っていて。誰でも死が来るわけで、その死に向かって刻んでいる時間が、イコール命だと思うんですよね。Simpleeを利用してくれる保護者さんもお子さんもサポーター(託児スタッフ)も、みんな命を刻んでいるわけです。その命をいかにして質の高いものにするか、豊かにするかということを、最近は考えるようになりました。なので将来的には、そういった関わる人の命の質を高めるということを目標にしています。

保育に関わるスタッフの給与水準の低さにも問題を感じているそう。「Simpleeでは大企業を通してサービスを提供することで、少しずつ水準を上げる取り組みをしています」

自分自身留学をした経験があるので、将来的にはグローバルに展開していきたいとも思っています。子育ては世界共通のテーマで、子どもたちの活力が世界を作ります。だから、子どもの価値観を広げることは社会の活力を醸成することに繋がると思っているので、私たちのサービスで提供できる時間の質を高くしていきたいなと思っています。

――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。

先ほども申し上げた「時は命なり」「失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である」ですかね。悩んでいるといろいろ考えがちですが、悩んでいるときこそ行動したほうが解決すると思っています。

 

自己成長について前向きな諏訪さんのお話を伺い、こちらもモチベーションがアップしました! これからのサービスの展開も楽しみです。

■株式会社Simpleeのサイトはこちら
https://simplee.jp/

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