life style朝４時半に起床して自己投資の時間に！

――育児を経験したことで考え方に影響はありましたか？

物事は見方次第だなと思うようになりましたね。子どもが泣いていると「なんで泣いているんだろう」と思うのと同じで、自分の思考についても「なんでこう思うんだろう」と俯瞰して見られるようになりました。俯瞰するとだんだん自分の判断軸ができてくる。なので、何かと比べて判断するとかじゃなくて、こうしたいからこうする、こういう思いがあるからこうするという判断の仕方が醸成されてきたように思います。育児を通して、親である私の価値観を育ててもらっていますね。

――今仕事と育児の両立はどのように？

出産してから私が両立のためにやったこととして、朝の時間に自己投資をすることにしたんです。なので毎朝４時半に起きて、家族が起きるまでの時間はひたすら自己成長に充てると決めました。

――４時半ですか！　早い。

私も最初はありえないと思っていたんですけど、授乳で起きたりするのでだんだん当たり前になりました。出産してからも、時間を自分でコントロールしている感覚を失わないようにしたいと思って、１日24時間ある中でどこか定数を見つけるとしたら朝の時間だと思ったんですよね。家族も誰も起きていないしメールも来ないので。最初は自分で何か物を作れるようになったら面白いなと思ってプログラミングを勉強して、そこから先ほどのアプリを作ることができて起業につながりました。なので、朝の時間に自分が成長している喜びと、日中は子どもが成長している喜びの両方を持てるように時間設計したのが私にとっての両立で大事なことですね。

「朝のクリアな脳でアウトプットすると、夜２時間かかったものが意外と30分で終わることも。朝の時間ほど貴重なものはないと、今では思っています」

――そういった生活を実践するために心掛けていることはありますか？

まず完璧を求めないことです。例えば朝は４時半に起きますが、夜は子どもと一緒に寝落ちしちゃうこともあります。でも睡眠は翌日の投資と考えて、正しいことをしたと自分に言い聞かせたりしながら、自分のやっている行動を肯定するようにしています。