ビジネスを通して人に良い影響を与えたい 株式会社Bridge取締役・坂本理恵

ビジネスを通して人に良い影響を与えたい 株式会社Bridge取締役・坂本理恵

life style働く女性の課題とは

――ご結婚されたのはいつですか?

35歳のときです。

――もともと出産願望はありましたか?

はい、欲しいと思っていました。実はもっと早く結婚しようと思っていたんです。相手のあることなのでタイミングもありますが、理想としては33歳くらいで結婚して、35歳くらいまでには出産したいと考えていました。

――出産を経験して、仕事に何か影響はありましたか?

良い影響としては、私は不妊治療を経験して出産したので、女性のメンバーに対してアドバイスできる幅が広がったことですね。女性のライフステージごとの悩みに寄り添いやすくなったというのは大きいなと思います。それと、対峙するメンバーひとりひとり、誰かの大事なお子さんなんだなというふうに思えるようになって、愛情深くなりましたね。

育児と仕事の両立はどのように?「夫のサポートが非常に大きい。夫はフルリモートで仕事をしているので時間の都合がつきやすく、性格的にも家庭を大事にしたいタイプなので、お互いのバランスが良かったです」

――今後の展望を教えてください。

会社としては、今のビジネスでしっかりと利益を出して、新規事業も作って大きくしていきたいというふうに思っています。個人的には社会貢献になるものや、誰かの役に立つようなビジネスをやってみたいですね。

――その社会貢献したいという気持ちは、出産を経験してから強くなりましたか?

そうですね。子どもが成長したときにどういう世界になっているかすごく気になるので。例えばこれからの時代、ほとんどの家庭が共働きになると思うのですが、その割には整っていないことが多いと思うんです。

――ご自身も働く女性として、不便に感じたことはありますか?

私自身のことで言うと、まず不妊治療ですね。私の場合は保険適用にならない範囲での治療だったので、うまくいっても失敗しても1回の治療で数十万円かかってしまうのは大きな負担でした。経済的な問題だけではなく、仕事をしながらの不妊治療は精神的にも大きな負担になります。また保育園も無償化にはなっていますけど、0歳から2歳まではまだお金が必要で、少子化が進んでいるのに対策がされていないことが疑問です。私の場合は経営者なので働き方はある程度融通が効きますが、人によっては時短になってお給料が減ってしまったり、昇進のチャンスを逃してしまうケースもあると思います。夫婦両方がバリバリ働きたいとなった場合に、女性がどちらかというと家庭を優先せざるを得ないケースが多いので、女性が仕事も育児も諦めずにやれるような世の中になると良いなと思います。

――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。

「自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ」というリクルートで有名な言葉がありますが、これが全てだなと思います。誰かのせいにしたり、環境のせいにしたりするのはすごく簡単なんですけど、自分が動いて機会を作ってこそ、望む結果が得られると思っています。

自分が変わるって言葉で言うと簡単ですけど、結構難しいですよね。例えばプライベートでも仕事でも、何か言われて腹が立つこともありますが、自分を変えることで周りからの見え方が変わって結果的に望む結果を得られたりします。目的をベースに、どうするのが一番最適な立ち回りかを考えられるようになったのは、起業したおかげかもしれないです。

 

仕事へのバイタリティがあふれる坂本さんのお話、いかがでしたか? 組織作りの観点もとても参考になりました!

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