株式会社LIFE CREATE代表・前川彩香 ビジョンを実現するタイムマネジメント術

株式会社LIFE CREATE代表・前川彩香 ビジョンを実現するタイムマネジメント術

life style子育てにもタイムマネジメントを!子どもが愛を実感するには?

――子育てと経営を両立するためにはどんなことが必要だと思いますか?

やはりここでもタイムマネジメントが重要ですよね。子どもとの時間をしっかり確保したいので。私の場合は子どもが中学校に上がるまでは出張と会食の日数は月10日までにして、残りの日は全部娘と夜ご飯を食べるというマイルールを作っていました。ほかにもご飯のメニューにも手を抜かないということを決めていたので、週末に次の週の献立を一週間分作って工夫していました。

子どもが10歳ぐらいのときにシングルマザーに。写真は前川さんのインスタより、仲良しな娘さんと。

人間に大切なのは自己肯定感や自己愛だということを前半でお話ししたと思いますが、子育てにおいては親から健全に愛されているという感覚を持つことが大事なんですよね。今の時代は働く女性も多いですが、私が子育てをしていた頃はまだ専業主婦の人も多かった。その中で、専業主婦のお母さんと同じように子どもと一緒にいる時間を確保することはできないじゃないですか。なので子どもが「私は愛されている」という認識を感じられることを、一つでもやり抜くということが大事だと思っていて。私にとってはそれが料理だったんです。お弁当も凝っていましたし、出張に行く間もご飯を全部作り置きして、「どんなに忙しくても大変でも、ママはご飯だけはきちんと私にやってくれた」と子どもが感じてくれたなら、きっとそれが愛されている実感に繋がるだろうと信じてやっていましたね。

――子どもがいることで仕事に影響が出たことはありますか?

プラスな影響という意味では、子どもとの時間を大切にしなきゃいけないからタイムマネジメントを徹底してやるようになったこと。それに付随してのことなのですが、子どもがいないと全てが自分の時間なので、超ハードワークしてしまうと思うんです。でも経営者がそうだったら、メンバーも同じようにやらなきゃいけないという文化になってしまう。そうすると、弊社は女性企業ですから、結婚して子どもを育てながら働くという未来が見えなくなり、離職に繋がると思うんです。子どもがいることによって、時間の確保と、バランスのとれた仕事の仕方を工夫することを学んだので、今の会社の組織作りにも影響しているなと感じますね。

 

現在株式会社LIFE CREATEの社員の平均年齢は28歳。今後は結婚、出産などライフステージが変わる社員も増える見込み。

――今後の展望を教えてください。

ブランドや店舗数を増やすのはもちろん、エクササイズというツールに留まらない形で、お客様との接点をたくさん増やしていきたいと思っています。それに、私たちは女性のマネジメントが得意で仕組みもありますので、それを活かすような事業も今後は考えていますね。日本全体の女性の活躍の促進を、私たちの企業がやっていきたいと思っています。

――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。

私はマザー・テレサとガンジーが大好きで。その中でもマザー・テレサの「心が痛むほどに愛しなさい」という言葉がすごく好きです。人をマネジメントするときやフィードバックするとき、自分が本気で相手のためを思っていても、相手がそれを受け取らない場合もあるし、もしかしたら反発されるかもしれない。どんな場合でも心痛むほどに相手を思い、相手のために向き合っていきたいと思っています。

 

前向きなキーワードがたくさん飛び出した前川さんのお話、いかがでしたか? 輝く女性になれる秘訣をたくさん教えていただき、ありがとうございました!

■株式会社LIFE CREATE
https://be-lifecreate.com/

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