ビジネスを通していのちに寄り添う 株式会社With Midwife CEO・助産師 岸畑聖月

ビジネスを通していのちに寄り添う 株式会社With Midwife CEO・助産師 岸畑聖月

life style壁は自分自身。接点100万回を目指して

――今後の展望を教えてください。

私たちWith Midwifeの方針としては、さっき言ったような専門職の人たちや専門的な情報が、困っている生活者さんや組織と接点を持つ回数が増えれば増えるほど、解決できる課題が増えていき「生まれることのできなかった、たったひとつのいのちでさえも取り残されない未来」の実現というビジョンに近づくと思っています。なので、この接点の数を2030年までに100万回にするということが、事業計画的な目標です。

――ちなみに現段階ではその接点は何回くらいなのでしょう?

去年実績で4,000回だったんです。でも、1万回に増やすという目標だと、やることが明確になりすぎて面白くないと思うんですよ。100万回という目標を持つことで、そもそも今の形で「The CARE」を続けても目標には届かないんじゃないかということに改めて気付きました。それまでは既存の「The CARE」を広めていってビジョンを実現しようと思っていましたが、大きなビジョンを数値化すると全く違う視点を持つことができましたね。なので、今後は新しいソリューションを開発していくことも必要だとも考えていて、高い目標だからこそ才能あるエンジニアも参画してくれました。こうしていろんなアイディアや人のご縁が生まれることで、想像していた以上の成果が生まれると思うので、飛び石的な目標ですが、絶対に達成したいと思っています。

お仕事以外では料理が好きという岸畑さん。「料理は、何を作るか考えて材料を集めて調理して、すごくクリエイティブ。それに一定の時間内で『美味しい』という成果が出るのも好き。事業はいろいろ考えてやっても失敗することがあるけど、料理にはそれがない」

――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。

「神様は乗り越えられない壁を与えない」というものが座右の銘です。この言葉がなかったら、14歳のときに病気を乗り越えられていないと思います。あの経験は人生に意味があることなんだと思って、大事にしている言葉です。

――今の岸畑さんが壁だと感じていることはありますか?

今、壁に感じているのは、自分自身。先ほど言った事業の目標を立てたときに、自分の経営者としての能力がもっと高ければ、そこまでの道筋がもっとクリアに見えるはずなんですけど、まだまだ未熟で。今はいろんな人に助けてもらっている状態です。人に頼れるということも自分の実力のひとつだとは思いますが、同時に自分の至らなさも痛感するので、自分を超えたいなと思っていますね。良い意味でも悪い意味でも、今は自分が壁になっています。

 

岸畑さんの思いの詰まったサービス、今後ますます伸びていきそうです!

■株式会社With Midwife
https://withmidwife.jp/

健康とライフイベントの従業員支援プログラム「The CARE」
https://thecare-biz.jp/

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