ラグジュアリーホテルのような高級感が出せると話題のブランド「ホテルライクインテリア」の創業者である清水葉子(しみず ようこ)さんにインタビュー。仕事を通してわかった自分らしさの大切さとは…生きづらさを感じる人、必見です!
【清水葉子プロフィール】
年齢:41歳/職業:会社役員/家族構成:既婚・子どもあり(小学生)
insta @yokoshimizu__
目次 [閉じる]
topics同期40人中40番の成績…「会社員は無理」
――清水さんが現在やられている事業について教えてください。
ラグジュアリーベッドリネンを中心に展開するライフスタイルブランド「ホテルライクインテリア」を運営しています。
――ベッドリネンというと、シーツやベッドカバーというものを取り扱っているということでしょうか。
そうですね。ベッドリネンは生活必需品ですが、その中でもインテリアとしての美しさを併せ持つのがラグジュアリーベッドリネンです。ご自身の好みやこだわりを反映できて生活を豊かにするものでありながら、国内ではファッションやメイクほど広く浸透していないという現状があります。なので、ラグジュアリーリネンという価値観自体を広めたくて、日々奮闘しています。
――起業したのが2007年とのことですが、きっかけは?
私、子どもの頃から不思議ちゃんと言われることが多かったんです。物をしっかり持つとか予定を立てるとか具体的なことが得意じゃなくて、空想ばかりしているタイプでした。大学卒業後は航空会社のグランドスタッフとして就職したのですが、グランドスタッフは素早くミスなく先を予測して動くことが求められる仕事ですよね。私も熱い思いを持って真剣に仕事に取り組んだのですが、とにかく仕事ができなくて、同期40人の中で40番の成績だったんです。理想と現実のギャップに泣いて2年半で辞め、さらに「会社員無理だな」というコンプレックスに悩まされ、起業を繰り返しました。
――じゃあ、ホテルライクインテリアの前にも起業を?
「会社の仕事ができないなら起業すればいい」と、アルバイトをしながらアイディアを実行しては失敗してを3回ほど繰り返していました。今思うと絶対無理だと思うようなことにも挑戦していましたね。ネットで見つけた情報を頼りに海外に行って交渉したり、初対面の人に企画書を持って突撃するというようなこともザラでした。