収入ゼロ、売上ゼロからの起業!大事なのは「楽しむこと」 株式会社アンドエーアイ代表・西真央

収入ゼロ、売上ゼロからの起業!大事なのは「楽しむこと」 株式会社アンドエーアイ代表・西真央

work style会社員時代を通して仕事の基礎が身に着く

――ご自身のビジネスに対する姿勢の基礎が作られた経験をあげるとしたら?

会社員時代ですね。仕事をするのが好きだったので、朝早くから夜遅くまでガッツリ働いていて、売上を上げるにはどうしたらいいか、会社の規模を大きくするにはどうしたらいいかを考える癖がつきました。

それと、勤怠管理サービスをやろうと思ったきっかけがあったのもその時期です。当時の勤怠管理がタイムカードをガチャンと押す方式。従業員側は押すだけだから簡単ですが、管理者はそれを締め日に見て、全員分の勤務時間を手作業で計算するんです。だから見間違いのようなミスも起こりやすい。私も事業部の責任者としてその業務を担当してみて、課題感をすごく感じました。かと言って、大手の勤怠管理サービスを導入するにも初期費用が数十万かかったりしますし。その経験が今に繋がっているかなと思います。

起業するにあたり、最初は副業で始めるという考えは?「なかったですね。一緒に起業したメンバーは営業とマーケターで、私は物作りをやっていて、『力を合わせたらちょうどいいじゃん』と自信がありました」

――お仕事をする上でのこだわりや大事にしていることは何かありますか?

私、見た目をすごく大事にしているんです。見た目というのはユーザーにとってのプロダクトの見た目のこと。前職のときにデザインの仕事をしていたので、ユーザーにとってどういうデザイン、UI、UXが使いやすいかという表面に見えることはすごく大事だと思っています。ですので、弊社のサービスもそうですし、受託開発する製品もそうですが、デザイン性や使いやすさや見た目のきれいさはすごく厳しくチェックをしています。

――チェックするときに、ここは必ず見るようにしているというような基準はありますか?

どんなサービスでも利用者のターゲットが決まっていると思うんですよね。例えば20代の女性に向けた商品なのか、60代が使うアプリなのか、とか。製品によってターゲットは違うので、ターゲットの気持ちや使う場面を考えるということは特に意識しています。

高齢者向けのアプリとして、寺院めぐりのアプリを制作したことがあって。使われるのは60代以上の方も多いので、文字を大きくしたり、カタカナの言葉を使わないというところを意識して作ったのですが、それは面白い経験でした。

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