3月1日にSNSで突然、第一子出産を発表した愛沢えみりさん。lumilyでは妊娠の経緯や、妊娠中そして出産後の働き方、現在の思いをインタビューしました。なぜこのタイミングでの発表だったのか、愛沢えみり流のSNSとの向き合い方についても聞いてみました!
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chapter130歳過ぎて出産を意識し受精卵を凍結
――出産のことを具体的に考え始めたのはいつ頃だったのでしょう?
漠然と10代の頃から結婚・出産したいとは思ってたんですけど、具体的に考えだしたのはキャバ嬢を引退してからですね。30歳過ぎてからだんだんと現実的に考えるようになってきて、「子ども欲しいなぁ」から「どうしよう」っていうふうに変わっていきました。
――まずは結婚を目指すという人も多いかと思いますが、愛沢さんは?
未婚です。いろいろと考えて私に結婚は向いていないとも思ったので、シングルマザーを選びました。とはいっても今はパートナーと一緒に育児をしてるので、パートナーとも新しい関係性になれたのが新鮮ですね。
――妊活はいつから始めたのでしょうか?
妊活はしていなくて。私の場合は、出産を考え始めて割と早めの段階で受精卵を凍結させていたんです。32、3歳の頃ですね。実はそのとき、婦人科検診で子宮頸がんの検査に引っかかってしまったんです。結果的には経過観察で済んだんですけど、子どもが欲しいという自分の気持ちに向き合うことになったきっかけになりました。それで卵子凍結をしようと思ってクリニックに行ったら、「パートナーが決まっているならば受精卵凍結のほうが可能性は高くなる」というお話をされて、だったら受精卵凍結をしようと決めました。
いつ出産するかは、会社の体制が整って人材もうまく育って、自分が現場を離れられるタイミングを作ってからって考えていたんですけど、でもそれっていつになるんだろうと。それなら自分の気持ちに正直に生きたほうがいいんじゃないかと思って、自分の中で35歳がひとつの区切りに感じたので、決行したっていう感じでした。
――なるほど。最近だと卵子凍結に注目している女性も多いと思いますが、そういうパターンもあるんですね。
以前から「卵子凍結してますか?」っていうのはよく聞かれていたんです。私が思うのは、将来自分がどうしたいかが先にあって、その上での手段のひとつ。私の場合は「この人の子どもがほしい」っていうのが決まってたから、こういう選択をしました。