経営者であり、デザイナー、モデルとしても活躍している佐藤マクニッシュ怜子さんにインタビュー。意外な起業のきっかけから、自分らしい人生を送るためのマインドの作り方まで、幅広くお伺いしました!
【佐藤マクニッシュ怜子プロフィール】
年齢:28歳/職業:株式会社AMATERAS CEO兼デザイナー/家族構成:パートナーあり
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topics就職説明会で違和感…起業という働き方を選ぶ
――まずマクニッシュさんの現在のお仕事のことを教えてください。
AMATERAS(アマテラス)というブランドを立ち上げて6年目になります。今はアパレル事業がメインなんですが、今年からは本格的に空間デザインや飲食業も始める予定で、和モダンを軸とした事業の幅を増やしながら会社を経営しています。
――空間デザインっていうのはどんなことをするんですか?
私自身が帰国子女という背景をもっているので、海外に住んでいたからこそ気付けた日本の良さを、これまでファッションを通して国内外に発信してきました。AMATERASというブランド自体は「和」をコンセプトにしたナイトウェアブランドとして始めて、20、30代の女性が支持してくれているんですけど、もっと幅広い人たちに向けてグローバルスタンダードに沿ったモダンな日本の格好良さを発信していきたいという気持ちがずっとあったんです。
空間デザインや飲食業も和モダンというところにフォーカスを置いて、海外のレジデンシャルやサウナやホテルを和モダンな空間にしてほしいというご依頼を受けています。海外の人には、日本人が気付いていないところに意外と需要があったりするんです。
――そもそも、起業のきっかけにはどんな出来事があったのでしょう?
実はそんなに深い意味がなくて(笑)。大学は国際基督教大学(ICU)に通っていたんですが、まわりは大手に就職するのが当たり前で、私も就活のときにみんなに流されて説明会に参加してみたんですけど、「なんか違うな」と感じたんです。起業しか選択肢がなかったというのが当時の心情ではありました。今思えば、父親が経営者だったので経営以外の仕事をよく知らなかったというのもあるかもしれない。
――ではそのときは、何かをやりたいというよりは、何かは決めていないけど起業をしたいという気持ちのほうが強かったのでしょうか?
そうなんです。だから大変だった(笑)。普通は、「これが儲かるだろう」というビジネスのアイディアがあって起業するじゃないですか。でも私の場合は起業をするという働き方の概念が先だったので、「じゃあ何をしよう」と。それで、大学生の頃からモデルをしていたので周りにモデルの友達が多くて、このコネクションを活かす方法を考えたらファッションかなと思い、AMATERASに繋がったという感じです。