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work style「自分がやりました」と誇れる仕事をする
――お仕事をする上でのこだわりを教えてください。
一番大事にしてるのは、「ダサいことをしない」。仕事において何を重視するかって人それぞれだと思うし、キャリアやスキルアップといった部分が先に来る人も多いかなって思うんですけど、自分の場合は完全に、「その仕事がダサくないか」みたいなところを一番重要視しています。
――「ダサい」っていうのは具体的にどんなことを指しますか?
結構複雑な概念だと思うんですけど、例えば良くないお金の取り方をしていたりとか、そういったことのちりつもですよね。自分の場合はお客様を第一にリスペクトしたいと思っているので、プライベートな場であってもユーザーのことを客と言ったりするような人は基本的に好きじゃない。「こうあった方がかっこいいよね」というところが合わない仕事だとしんどいかな、と思いますね。
――その価値観を他のスタッフとはどのように共有しているんですか?
そこはハナからあんまり共有する気はなくて。「このブランドであればこういうことはしないよね」というのはもちろん共通認識としてあるものの、仕事をする目的はそれぞれじゃないですか。このルールはあくまで自分の価値観として守ってるって感じですね。
――起業して10年というポイントで、今後ご自身のライフイベントはどんなふうに想定してますか?
いろいろ想定していたんですけど、あんまり想定しすぎるのをやめようかな、という境地に至りました。仕事って自分が思った通りに自分の意思で進められるじゃないですか。でも、パートナーや子供がいると、自分以外の意思決定者が増えていくわけで、そうなってくると自分の意思だけじゃ進められない。それこそ妊娠するかどうかも不確実性が高いわけで。これまではこうしたいって思ったらそうなれていたけど、自分の全部がコントロール下にあるわけじゃないというふうに捉えてから、すごく気持ちが楽になりました。最近の気付きですね。
――では今後のお仕事の展望を教えてください。
自分として自分じゃなきゃやれないことをやっていきたいです。あともちろんパートナーも大事ですけど、それ以上に友人関係とかゆるいつながりってすごく重要な気がしていて。これまでも大変なことはあったし、もちろん今も現在進行形でいろんなことがあるんですけど、それでもヤバい時に手を差し伸べてくれる人がいたから案外なんとかなっているし、結構それでやってきているなと思うので。そういった人が周りにいるような環境を大事にしていきたいなと思ってますね。
具体的に「これをめっちゃしたい」という感じのライフプラン的なものはあんまりなくて。仕事としてしっかり「自分がやりました」って誇って言えるようなことが一つや二つできてきたらいいなっていうのが一番重要かなと思っています。
――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。
私が先輩から勝手に継いだと思って言ってる座右の銘なんですけど、「陽気に、華麗に、最強に」っていう三つですね。さっきのダサいかダサくないかの話にもつながってくるんですけど、働き方にもダサい働き方とかっこいい働き方があると思っていて。自分の中では陽気に楽しくやって、華麗に鮮やかな打ち手で、かつしっかり成果を出すっていうのが、一番かっこいいなと思っているので、それを示しているこの単語たちはすごく大事にしていますね。
「キュ~トでクレバ~な経営者」、そんなハヤカワさんの自己紹介文のままに、ひとつひとつの質問に対して核心を突く回答をしてくれたのが印象的でした。定期的に更新されているnoteもいつも新しい発見があり、オススメです!
■ハヤカワ五味さんが立ち上げを担当した「SOLUME」
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