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life style等身大の自分を知ってもらうことで満足度向上につながる
――2019年から本業になって、コロナの影響は大丈夫でしたか?
最初の2020年3月末から5月はサロンを閉めました。でも、速攻オンラインに切り替えて。顔タイプ診断®︎はオンラインでできるんです。通販でお買い物をしたいという気持ちが強まっていると考えたので、通販をするときにある程度テイストを絞れて買い物が楽しくなるようにというコンセプトでやって、その期間で500人くらい診断しました。
――嗅覚がすごいですね。
コロナ中だったから逆に、他のエンタメに制限があったということもあってお越しくださったのではないかなと思いました。コスメ選びにおいてもテスターが減り、コスメを買うときある程度目星をつけられるようにイメコンを受けたいという方も増えていたのだと感じています。今はエンタメが復活してきたので、ライバルはエンタメだなと思ってます。
――渡辺さんはこの先、40代50代になっていったときにどういうスタイルで仕事をしていきたいというイメージはありますか?
人を増やしてサロン化したり、法人関係のお仕事監修を増やしたいなとは思ってます。ただ、みんなが診断結果に縛られる必要はないと思うんですよ。服やコスメを選ぶときに、シンプルに好きかどうかだったり、「〇〇ちゃんが着ていたのを買いたい」だったり、そういう選択肢の中の1つに「パーソナルカラーに似合う」とか、「骨格的にスタイルよく見える」という理由があったらいいと思っています。「診断結果を気にするのは縛られててかわいそうだ」っていう考えをなくしたい、選択肢として当たり前になったらいいなって思ってます。
――今までで一番印象に残ってる仕事を一つ挙げるとしたら?
いろんな意味で、渡辺美優紀さんが診断に来てくれたことです。他の同業者さまの診断に有名人がたくさん通われており、自分に足りないものは何だろう?とずっと分析をしていて。方向性を変えてマニアックな発信をやめたり、資格を新しく取ったりしていた時期でした。有名人に来てもらうためにこの仕事をやってるわけではもちろんないんですけど、いつか私のところにもお越しいただけないかなって思って頑張ってきて、その第一号が神推しメンという。夜中に連絡をいただいて、目が覚めました(笑)。
――もともと推しメンでもあったんですか。
プライベートでは私女の子アイドルのオタクなんです。特に渡辺美優紀さんのイベントにはかなり行っていて。ほかにも吉田朱里さんとか、ゆうこすさんとか、三上悠亜さんとか、まだまだたくさんいらっしゃいます! いろんな自分の好きが繋がって仕事になってるとき、めっちゃ嬉しいです。
――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。
やっぱり「嘘をつかずに等身大」です。どんなにSNSで盛っても、私はお客様と直接会って診断をするので、その時にイメージと違うということをなるべく減らしたいのです。意外かもしれませんが、診断結果を正しく出すこと以上に、話が楽しかったとかの方が思い出になるんですよ。私の場合、大人しく座ってお上品系に見せることもできるかもしれないけど、実際にはそんなタイプの人間じゃないので。盛って作りすぎて、会ったら全然イメージ違うっていうのは、そのギャップの印象に持っていかれちゃっていい思い出にならないと思うのです。
YouTubeに出たりインスタライブを定期的に行ったりするのは、そういう齟齬をなくしたいという理由が大きいです。こういう対面での診断ってシンプルに相性もあるじゃないですか。サクサク進むほうがいいかゆっくりの方がいいかとか、0からやりたいか知ってるところは端折ってやってほしいかとか。私が取り繕えないタイプなので、お客様にお越しいただいた後に「なんでこの人のところに来たんだろう?」という気持ちになってしまうのが、勿体ないし申し訳ないなって思っちゃうんで、お客様の満足度を上げるためには、自分を作り込むより、素直な等身大のリアルな私を知ってもらう方が結局満足度に繋がるかなと思っています。
――なるほど。仕事のこだわりのところでも出てきた「話を盛らない」にもつながってくる。
ですね。私のSNSの存在意義は、「私を見て」じゃなくって、集客なので。それなのに全然違うイメージを作り込んで、「目の前にいる人間全然違うよね?」となったら、微妙だなって思うので。見ず知らずの他人じゃないですか。診断で大金払って2〜3時間も過ごすので、私のサロンに限らず、納得した上で診断にお越しいただけたらなと思っています。
実際にお会いした渡辺さんは、お茶目でとってもキュートな方でした。ワンポイントの赤いピアスの色使いもさすがのコーディネート!
■渡辺樹里さんの公式サイトはこちら
https://juri-watanabe.com/