台湾の漢方文化を日本へ。女性に「気持ちいい」瞬間を届ける DAYLILY共同創業者・CEO、小林百絵

台湾の漢方文化を日本へ。女性に「気持ちいい」瞬間を届ける DAYLILY共同創業者・CEO、小林百絵

life styleあらゆる女性に「映画で素敵なBGMが流れるワンシーン」を届けるために

――DAYLILYは女性のウェルネスな生活を目指していると思うのですが、小林さん自身の働き方やライフスタイルに関してはいかがでしょうか?

創業当時はなかなか休みが取れない状態が続いていましたが、今は任せられるメンバーも増えたので、休みも以前より取れるようになり、ヘルシーに働けていると思いますね。起業したからというわけではなく、そもそも仕事というものが好きなんです。年を重ねてもずっと仕事をしていたいと思っているので、いつまでも好きなように働ける今のスタイルは、すごく合っていると思います。

――今後の展望を教えてください。

もっとDAYLILYというブランドを広げていきたいと思っています。現在は扱う商品が、お茶や食品などが中心となっていますが、今後はクラシエさんと協力しながら、もっと本格的な漢方やビューティーの分野も広げていきたいですし、養生のセミナーや鍼灸など、体験としても広げ、「漢方が溶け込むライフスタイル」つくりあげていきたいです。また、販路に関しても、今は自社の店舗とオンラインがメインですが、最近ではナチュラルローソンさんでも販売を始めていて、今後は少しずつ日常のいろんな場所で目に留めてもらえるようにしていきたいです。台湾ではコンビニに漢方のお菓子やお茶がたくさん売っていて、そういった環境を作ることが、日常に漢方を取り入れる上ですごく大事なことだと思っています。私たちも日本でそんな状態を作っていきたいです。

「日常において、DAYLILYのアイテムを使う瞬間が、映画で素敵なBGMが流れるワンシーンのような瞬間であったらいいなと思っています。自分を大切にしている手ざわりがあるような。健康に関心が高い層の人だけではなく、あらゆる女性にその瞬間が訪れてほしいです」

多くの人に届ける方法として、自分で意思をもって選ぶことが大切だと思っています。与えられるのではなく、自分で買うとか、友達にプレゼントするとか、その行動による多幸感があると思うんです。DAYLILYも選ばれるブランドであり続けられるといいなと。

――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。

私、すごく自分に甘くて。「自分に甘く、そして他人にも甘くいられたらいいな」と、ずっと思っています。責任感が強く、自分にも他人にも厳しい人も多いように感じる瞬間も多く、それを見ていると窮屈さを感じてしまうんです。もっと柔らかい世界線が理想ですね。ギスギスしたり苦痛を感じることなく、お互いに対して柔らかく、優しくいられれば、もっとみんなが気持ちよく、楽に生きられる世の中になるのではないかなと思っています。

 

効率の良さや便利さが重視されがちな現代において、ブランド作りや働き方においても気持ち良さを重視する小林さんのお話には、ハッとさせられました。クラシエ株式会社へのグループインにより、ますますDAYLILYを見かける機会も増えそう! 今後より多くの女性の生活が健やかなものになりますように。

■DAYLILYの公式サイトはこちら
https://daylily.com.tw/

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