キャリアの棚卸で「できること」を強みに マークスライフ株式会社常務取締役・笹尾里枝

キャリアの棚卸で「できること」を強みに マークスライフ株式会社常務取締役・笹尾里枝

work style一番後ろから社員をバックアップすることがミッション

――一度独立しているんですね。なぜマークスライフ株式会社にジョインすることになったのでしょうか。

前の会社を辞めるタイミングで、キャリアコンサルタントの方と自分の人生を棚卸する機会があったんですね。それで自分の得意不得意などを自己分析したら、明確に「やりたい仕事」が整頓できたんです。引き寄せなのか、ちょうどその瞬間にいろんなお仕事のお誘いがあり業務委託として関わり始めて、その中の一社がマークスライフでした。なので、実は最初は正社員ではなく、業務委託として働き始めたんです。

当時の私は、不動産業のほかにも、子どもや女性のための講座を開いていて、5本の軸を5日間に当てはめて働いていたのですが、マークスライフが急成長を遂げて、週一から週二になり、週二が週三になり…今ではフルタイムという状況です。なので、ちょっと異色なキャリアかもしれませんね。

「不動産はお金を稼げる仕組みが作れる投資商品。例えば家賃収入を利用することで、女性のライフスタイルにも余裕が生まれるので、自身の理想の働き方に近付く方法のひとつだと思いますね」

――そこから常務取締役になった経緯は。

代表と価値観やビジネスの考え方が近く、信頼してもらったことが大きいと思います。目の前にある仕事を精一杯やっていった中で、代表が評価してくれた結果ですね。

入社した頃は5、6名の小さな組織でしたが、今は150名ほどのメンバーを抱えています。2019年に入社してから、人事を担当したり、新規事業の企画をしたり、経営企画やバックオフィス的な業務をやりながら営業管轄も同時にやっていたりと、何でもやるという感じで仕事に向き合っていたら、結果として組織も大きくなり、役職も任せてもらっていました。

――笹尾さんは会社の成長のために、どんなふうに貢献していきたいと考えていますか?

会社は全国に拠点があり、普段は社員同士離れていることが多いので、全員が安心して仕事ができるような企業理念や行動指針、企業文化を浸透させることが一番のミッションだと思っています。弊社では半年に一回人事評価をしているのですが、会社の十個の行動指針に沿ってどれくらい行動できているかを360度評価される仕組みにしているんですね。

こちらが、マークスライフ株式会社の行動指針。本社の入口の壁に印字されていて、いつも目に入るようになっているのだそう。

それと、創業当時からずっと思っているんですが、代表が一番先頭に立ってみんなを引っ張り、私が一番後ろから押していくようなイメージ。背中を押したりとか、落とし物を拾ったりとか、お水をあげたりとか、悩んだ子たちを列にしっかり戻すということが、自分の人事的なミッションだと思っています。

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