副業を活用して自分らしい働き方を実現した女性をピックアップ。今回は、会社員として従事する傍ら、副業で広報として活躍する橋本さんに話を伺いました。
【橋本さんプロフィール】
年齢:27歳/本業:会社員/副業:広報(鹿児島堀口製茶有限会社)
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interviewコロナ禍がきっかけで、副業を開始
――これまでの経歴と、現在の仕事について教えてください。
2020年4月から会社員として従事していますが、それに加えて副業をいくつか経験してきました。まず2022年6月にプロボノでオンラインキャンパスの運営を始め、それと並行してウェブ雑誌のインタビュアーの副業をしていました。
そして2023年4月からは鹿児島堀口製茶有限会社の広報チームに所属し、SNS運用や動画編集、イベントでの接客などを担当しています。
――現在はどちらにお住まいですか?また、副業はどのような形態で行っているのでしょうか?
現在は東京都に住んでおり、副業は基本的にはリモートで行っています。副業はオンラインで完結できる業務が中心ですが、数ヶ月に一度は鹿児島にある会社に出向きますし、出張に行くこともあります。またイベントの際には直接お客様と接する機会もあります。
リモートでも柔軟に対応できる環境を整えてもらっているので、本業とのバランスを取りながら柔軟に取り組めています。
――副業をはじめたきっかけについて教えてください。
本業の仕事を始めた当時はちょうどコロナ禍の真っ最中で、仕事をする上で制限が多かったんです。そんな中、「将来何かあったときのために備えたい」「本業だけでは得られない経験を積みたい」と思い、副業に興味を持ちました。
ただ、すぐに自分が希望する副業で収入を得るのは難しく、まずはプロボノ活動を通じてスキルを磨くことからスタートしました。そしてその後、経験を積む中で自分のやってみたい副業に挑戦することができるようになりました。
interview仕事の時間の割合は本業が約7割、副業が3割
――本業と副業のタイムスケジュールを教えてください。
基本的に本業の合間や手が空いている時間に副業のタスクを進める形をとっています。仕事の時間の割合としては、本業が7割、副業が3割ほどです。
――現在の副業である広報の仕事を始めたきっかけについて教えてください。
副業でウェブ雑誌のインタビュアーとして、鹿児島堀口製茶有限会社の社長に取材をさせていただいたことがきっかけです。その際に、私がプロボノ活動をしていたことに興味を持っていただき、直接お会いして話をする機会が生まれました。そこで、「広報や秘書のポジションを探している」とお声がけいただき、副業として関わることになりました。
また、もともと副業をしてみたかった大きな理由として、「新しい経験を積みたい」というものがありましたが、そういう点でも鹿児島堀口製茶有限会社での仕事はとても魅力的に感じました。
――副業を始めるにあたって準備したことはありますか?
本業ではパソコンを使う機会がほとんどなく、プレゼンテーション資料などの作成は大学で経験した程度でした。そのため副業を始めるにあたり、周りの会社員の友人たちにそういったものの作り方について教えてもらいました。
また面接を受けるにあたっては、企業側が求めるスキルや視点について、友人たちの話を参考にしつつ研究しました。
interview副業を始めて、精神的に余裕が持てるようになった
――副業を始めて良かったこと、大変だったことを教えてください。
良かった点は、本業ではなかなか経験できないことをたくさん学べたことです。たとえば副業でイベントなどの打ち合わせをすることがありますが、本業ではミーティングをする機会もあまりないので、とても勉強になっています。
また副業をしていることで、違う世界を持てるという安心感が生まれました。もし本業で嫌なことがあったとしても、「今の仕事を続けられなくなっても、他にも選択肢がある」と思えるだけで、精神的に余裕が持てるようになりました。そのため、ストレスを感じにくくなったように感じています。
一方で、大変なこともあります。本業には労働時間の上限や連続勤務の制限があるため、しっかりと休息を取る必要があります。しかし、副業も同時に行っているため、すべてのスケジュール管理は自分次第になります。
もっと副業に時間を割きたいと思っても、その分プライベートの時間を削ることになってしまうため、どこまで自分を追い込むかの調整が難しいと感じています。時間の使い方については、常に工夫しながら取り組んでいく必要があると思いますね。
――本業が副業に役立っていること、またその逆に副業が本業に役立っていることはありますか?
本業では多くの人と初対面で接する機会が多く、人とコミュニケーションを取るスキルは自然と磨かれました。そしてそのスキルが、副業での取引先とのコミュニケーションに役立っているように思います。
その一方で、副業を通じて経営者に近いポジションで働くことで視点が広がり、本業の仕事への理解が深まったと感じています。また、本業とは異なる学びを得られる点も、自分にとってはメリットだと感じています。
――本業と副業を両立するために工夫していることはありますか?
「スケジュール管理を徹底する」「副業先とのコミュニケーションを大切にする」「無理をしない」ということでしょうか。
副業先には、本業のスケジュールを事前に伝え、業務量の調整を行っています。また、「プライベートの時間もしっかり確保しないと仕事を楽しく続けられない」と考えているので、必要な時にはしっかりブレーキをかけることを意識しています。
無理に副業の仕事を詰め込みすぎず、自分のキャパシティを超えそうな場合は、きちんと「できない」と伝えるようにしていますね。
interview将来的には副業の比率を増やしたい
――今後の目標や理想のライフスタイルについて教えてください。
将来的には、結婚や子育てと両立できるような働き方を実現したいと考えています。本業には勤務時間を調整できる制度があるため、今後は勤務時間を減らし、副業の比率を増やすことも視野に入れています。
またスキルをさらに磨いて、「これが得意です」と言える分野を確立し、より自由な働き方ができるようになりたいです。
――最後に、副業を始めようか迷っている女性にアドバイスをお願いします。
副業を始めることで、新しい人間関係ができ、本業にも良い影響を与えることが多いです。また、副業を持つことで「自分には他にも選択肢がある」という安心感が生まれます。
まずは、自分が興味のある分野を選び、準備をしながら挑戦してみるのがおすすめです。プロボノなどのリスクの少ない形で経験を積むのも良い方法だと思います。ぜひ、自分に合った働き方を見つけてください。
本業も副業もどちらも大切にし、前向きに楽しみながら取り組む橋本さん。副業を始めたことで忙しさは増したものの、「精神的に余裕が持てるようになり、ストレスを抱えにくくなった」と語っていたのが印象的でした。
副業に興味がある方は、この記事を参考に、ぜひできることから始めてみてくださいね♪
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