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life style家事育児はあえて手を抜く
――育児と仕事の両立は可能ですか?
育児のフェーズにもよりますよね。両立はできるとは思うんですけど、子どもが0歳のときは、フル勤務は無理だと思いました。
――何歳くらいから、「思い切り仕事をやれているな」という感覚でしたか?
3歳くらいかな。2歳までは娘がひっくり返って延々泣いていることも結構ありました。保育園には預けていたので、旦那と半々くらいで送り迎えに行ってという生活。旦那も子育てに積極的ですし、従業員も協力的なので両立できています。あと、かれこれ数年ぐらい家事代行を週1で頼んでいます。掃除の仕方も教えてくれるし、家族間も平和でとても良いです。
育児を真面目にやろうと思うと両立はすごく大変だと思うんですけど、私はちょっと家事に手を抜くようにしています。乳幼児期にも母乳に頼らなかったり、離乳食も出来あいのものを使ったり、使えるところは使っていました。今でも、料理した方がいいのかもしれないけど、ピザ頼んでみたり、近所の蕎麦屋に行ってみたり、「これでいっか」というぐらいにしています。義実家にも頼りますし、家事に関してはあまり根詰めないようにはしています。それを「ごめんね」と思い始めると仕事もつらくなりそうなので。
――今後の展望を教えてください。
開発会社なので、テクノロジーを活かして社会貢献することをリードできるような会社になればいいなと思っています。例えば過労で倒れるほど働かなくてもシステムがあれば健康で生きられるかもしれないですし、災害時にも情報を整理していち早く救助に活かせるかもしれない。そういったことがまだ最大化できていないなと思っているんですよね。
これには技術者がもっと発信していかないといけないと思っています。クラウドサービスやメタバースが何をどう助けるかって、一般の人にはよくわからないですよね。だからもっと発信していかなければいけないんだけど、技術者は伝えることが苦手だったりするので。私自身の仕事は通訳をしているようなところがあるので、その一助になれるといいなと思います。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
「不幸は神のお告げ」。うまくいかないことがあるのは何かメッセージがあるはずだとつらいときは思うようにしています。ここをどうクリアするかを考えるのが今なんだろうなと。結局全部自分のせいにしてみて、そこから学ぶ、というようなことですかね。
なぜ井口さんが周りから求められる人材になれたのか、行動の原理が詰まったインタビューでした!
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