35歳で会社員を辞める。副業から独立へ ADDIXY株式会社代表・堀内咲季

35歳で会社員を辞める。副業から独立へ ADDIXY株式会社代表・堀内咲季

future仕事は現状をより良くしていく活動そのもの

――今後の展望を教えてください。

もうすぐブランドを始めてから3年になりますが、音楽とファッションをテーマにやっているので、来年に向けて音楽業界の方とコラボするようなことを企画しています。アパレルだけではなく、カルチャーの発信もできるブランドにしていきたいので、音楽の要素をブランドにも付加していったり、音楽業界の中でもファッションとの融合を面白がってくれる会社さんと一緒にお取り組みをする予定です。

今はアパレルブランドという形をとってはいますが、もともとは自分の軸を持っていて、まわりに溶け込むことを意識せずに生きられる大人世代を増やすということがテーマとしてあるので。そのテーマを持ちながらアパレル以外の事業にも展開していけたらいいなと思いますね。

――目指すところはライフスタイルブランドのような。

イメージ的にはそうですね。服で内面も変わると思っているので、同じようなコンセプトでほかのビジネスもできるといいかなと。

ブランド愛用者の中には音楽経験者も多いそう。「大人向けの服だとキレイめな感じが増えると思いますが、自分の好きなテイストを忘れることなく、大人世代でも着られる形でアップグレードしたブランドでありたいと思っています」

――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。

「したい人、10000人。始める人、100人。続ける人、1人。」という中谷彰宏さんの言葉です。服飾の学校に通っていたときも、卒業するときにブランドを始めていたのは私ともう一人だけで、そこから継続するとなるとさらに難しいと思っていて。だから、まずは始める、さらに粘り強く継続した者勝ちだと思っているんです。

今アパレルブランドをやりたいという願望のある人は山ほどいると思うんですけど、実際に最初の一歩を踏み出せる人はあまりいません。やり始めたところで、うまくいかないからとやめちゃう人も多いと思います。私はこのブランドを通じて少しでも今の社会を変えられるような影響力を持つまでやると決めています。うまくいくからやるとか、うまくいかないからやめるではなくて、仕事は現状を客観的に捉えながら常に改善し、それを継続していく活動そのものだと考えています。

 

自分で事業をしてみたいと考える人にとって、参考になる部分も多かったのでは。やりたいことがあったら、継続していくことが大切ですね!

■ADDIXY公式サイトはこちら
https://www.addixy.com/

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