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life style目の前のお客様に向き合い神様になる
――ビジネスをする上で、基礎になっている経験はありますか?
考えたんですけど、まだないなと思っていて。父が会社を経営しているということで保育園やマームガーデンの立ち上げのチャンスをもらえたのはすごく大きな出来事でしたが、その前に自分に確固たる自信があったかどうか、そこに至るまでの基礎があったかと言われるとなかったと思うんです。今あるかと聞かれてもまだ自信があるわけではないです。ひたすら壁が出てくるので乗り越えるしかなかったし、その訓練の繰り返しで逃げずに頑張る、くらいですかね。
――仕事の話を家族の中でしたりすることもありますか?
家族の日常会話は昔から仕事の話でした。家族旅行で物件調査に行ったりすることもありましたね。ホテルに泊まっても「このホテルには良い所と悪い所が3つあります、さあ何でしょう?」というクイズを父から出されたり。父は本当に仕事が趣味、趣味が仕事というような人なのですが、自分が事業を始めてからは純粋に父のすごさを感じるようになりました。父もまだ現役バリバリなので、できる限り一緒に伴走していきたいですね。
――今後の展望を教えてください。
以前第二子出産のときにマームガーデンを使ってくれた方がいたのですが、その方は第一子のときに自力で頑張ろうとして産後うつになってしまったんです。それがあまりにもつらかったから、第二子を妊娠したときに産むかどうかを悩んだそうなんですね。でも子どもは好きだし産もうと決意し、そこでマームガーデンを見つけてくれて。チェックアウトするときに「今回の産後がすごく楽しかったからもう一人産みたいと思いました」と言ってくださって、すごく嬉しい言葉でした。
将来的には産後ケアを使うのが当たり前になって、出産というイベントを不安でなくハッピーに思えるようになってほしいので、だからこそ、目の前のお客様一人一人をちゃんと大切にしていきたいと思っています。
――最後に、日々大切にしている考え方を教えてください。
これも父がよく使う言葉なんですけど、「お客様の神様になろう」。よく「お客様は神様です」って言うじゃないですか。それってすごく受身な言葉だと思うんですね。お客様が何を思っているか、何を求めているかを考え、お客様にあわせてサービスを進化させていくということが「お客様の神様になる」ということで、私はこの言葉がすごく好きなんです。
今の事業の場合だと、産後のママやその家族の神様になるには何をしたらいいかを考え、本当に小さいことでもすぐに解決するということをマイルールにしていて、お客様が困っていることがあれば、滞在中にでもすぐに変えようと意識づけています。どんなに小さなお客様の声でもちゃんと耳を傾ける。そこには必ず事業のヒントがあると思っているので。
斎藤さんの仕事観、いかがでしたか? この記事を通して産後ケアホテルにも興味を持っていただけると嬉しいです!
■マームガーデンリゾート葉山はこちら
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