副業インタビューvol.005 木村友美(会社員×ライバー)~副業で培ったスキルをいかし、本業でも活躍

副業インタビューvol.005 木村友美(会社員×ライバー)~副業で培ったスキルをいかし、本業でも活躍

副業を活用して自分らしい働き方を実現した女性をピックアップ。今回は、IT企業でオンライン講師として勤務する傍ら、副業でライバーとしても活動する木村友美さんに話を伺いました。

【木村友美さんプロフィール】
年齢:36歳/本業:会社員(パワーポイント資料作成に関するオンライン講師)/副業:ライバー/家族構成:独身

interview会社員として勤務する傍ら、ライバーとしても活躍

――これまでの経歴と、現在の働き方について教えてください。

大学卒業後、住宅設備会社に勤めていました。そこで営業、人事、総務などを経験しましたが、コロナ禍である3年前に、副業として17LIVE(ライブ配信アプリ)のライバー(ライブ配信業)を始めたんです。そしてライバーとしての収入が安定したことで、11年間勤めた住宅設備会社を退職することにしました。

その後はライバーの仕事に専念していましたが、2024年4月に外資IT企業日本法人でオンライン講師として会社員に復帰し、ライバーの仕事も副業として引き続き行っています。

――本業について、もう少し詳しく教えてください。

think-cellというパワーポイントの図表作成を効率化するソフトウェアのユーザーに向けて、think-cellを使いこなせるように指導する講師をしています。週に10回以上オンライン講座やセミナーを担当しており、一般企業の部署やチーム向けに使い方を教えることが多いですね。

また、その方々が交流できるコミュニティサイトも運営しており、think-cellの使い方が分からない方がいたら、サポートするなどしています。

――本業と副業の1日のタイムスケジュールを教えてください。また休みの日はどのように過ごしていますか?

本業は平日週5日、1日4〜6時間ほど勤務しています。リモートワーク&フレックス制なので柔軟に働いていますが、だいたい日中にオンライン講義やサポート業務を行っていますね。

副業は、本業を始める前や後の時間帯に行うことが多く、これも1日に平均して5〜6時間程度を費やしています。ライバーの活動は朝早くや夜遅くに行うこともありますが、通勤時間がない分、スムーズに切り替えができています。

休みの日はライバー活動に集中する日もありますが、外出することも多いです。例えば趣味のスノーボードやキャンプに行ったり、友人と食事に出かけたりしています。

interviewコロナ禍が終わり、ライブ配信の視聴者数が激減

――本業と副業について、始めることになったきっかけを教えてください。

最初に副業としてライバーを始めたのは住宅設備会社に勤務していた時ですが、コロナ禍で家にいる時間が増えたため、時間を有効活用できないかと考えたことがきっかけです。そして友人からライバー事務所を紹介してもらい、会社員として働く傍ら、空き時間でライブ配信を始めました。

一方、現在の本業の講師の仕事を始めたのは、「ライバーの配信業だけだと長い目で見たら不安だった」というのが一番のきっかけです。ライバーの仕事は完全歩合制で月によって変動が大きいですし、コロナ禍が終わって視聴者の数もガクンと減ってしまい、以前よりも収入を得るために労力がかかるようになってしまいました。

そんな時、知人からthink-cellのオンライン講師募集の話を聞き、未経験の分野ではあったものの挑戦してみることにしました。

オンライン講師の仕事は在宅でできるため、「ライバーの仕事との両立もしやすい」というのも大きかったですね。

――本業と副業を始めるにあたり、必要だったことについて教えてください。

本業は、think-cellについてはもちろん、初心者だったパワーポイントについても猛勉強する必要がありました。未経験の分野ということで、最初のうちは苦労することもありましたが、現在は「初⼼者の⾃分だからこそ、 初⼼者の気持ちを理解しながら丁寧に指導できるのではないか」「分からない気持ちに誰よりもより添えるのではないか」と思えるようになりましたね。

副業については、ライバーはスマホさえあれば始められるので、初期費用はほとんどかかりませんでした。実際、私も最初はスマホだけで始めました。確かにマイクやライトのような機材があると便利ですが、それよりもまずは配信を毎日続ける、といったことの方が重要でしたね。

interview副業で得たスキルが本業でいきている

――本業と副業の収入の割合について教えてください。

本業と副業の収入割合はだいたい本業が6割、副業が4割ぐらいです。ただ副業の収入は、視聴者からの投げ銭がダイレクトに反映されるため、月によって異なります。一方で本業は毎月の収入が安定しているので、心の支えになっていますね。

――副業での経験が、本業に役立っていると感じる点はありますか?

ライバー活動で培った「画面越しに視聴者とコミュニケーションをとるスキル」は、本業にもおおいに役立っています。

本業で講師を務めるオンライン講座では、受講者の表情や反応が見えづらいので、言葉の選び方や表情の使い方が重要になってきますが、ライバーでの経験から得た「相手の心を掴む」スキルが、本業でもいきていると感じる場面は多いですね。

――オンラインで仕事するにあたって、心がけていることはありますか?

オンライン環境では表情や反応が直接見えないため、コミュニケーションをしっかりとることを一番に心がけています。

ちなみに本業の講師業では、ミーティングやトレーニングの最後にアンケートをとり、必ず記入してもらうようにしていますし、時間があればその場で直接感想を聞くこともあります。そこで得た感想は真摯に聞き、次回仕事をする際にいかすようにしていますね。

また副業のライブ配信では、視聴者の反応を促したり、リピーターの興味や前回の反応を考慮して話題をふるなど、できる限り双方向のコミュニケーションが成立するよう努めています。

interview今の働き方がとても気に入っている

――今後の理想のライフスタイルについて教えてください。

今の働き方がとても気に入っているので、このスタイルをできるだけ長く続けたいですね。とはいえ、今後も新しい仕事やチャンスがあれば挑戦していきたいです。新しい環境に飛び込むのは勇気がいりますが、ライバー活動や講師業で培ったスキルをいかして、柔軟に変化を楽しんでいきたいです。

――最後に、副業に興味がある女性にアドバイスをお願いします。

まずはやってみることが大事だと思います。最初は不安があるかもしれませんが、実際に挑戦してみることで、新たな可能性を見つけられるかもしれません。副業を通じて好きな仕事や収入の安定が得られれば、働く上での自信にもつながります。失敗を恐れずに一歩を踏み出してみてください。

 

オンラインで働く環境をフルに活用し、本業でも副業でも活躍している木村さん。「副業のライバーとしての経験が、本業におおいに役立っている」と語っていたのが印象的でした。
副業に興味がある方は、この記事を参考に、ぜひできることから始めてみてくださいね♪

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