プロフィールは必要ない。“ここす”の前を向く人間力 株式会社BLANClarity.代表・川真田紘子

プロフィールは必要ない。“ここす”の前を向く人間力 株式会社BLANClarity.代表・川真田紘子

work style代表として改めて「どんな会社でありたいか」

――ところで、前回のインタビューでは川真田さんのキャリアについてはあまり詳しく聞けていなかったので、この機会にお伺いしてみたいのですが。代表になった経緯というのは?

もともと20代はずっとサラリーマンでした。結婚のタイミングで当時勤めていた会社を辞めて、そのときに私のことを知っていた今の会社の会長さんから「代表をやらないか」と言われて。狭い業界なので、数字を上げているとそういう話が来たりするんですよね。そのご縁で代表としてその会社に入社しました。

川真田さんは商社に入社後、一念発起して不動産業界へ。そこで成果を上げ会社の代表に。経営者歴は現在5年目。

――最近社名が「株式会社BLANClarity.(ブランクラリティー)」に変更になりましたが、これはどんな経緯で?

私は創業者ではないですし、もともとは独立願望もなかったので、社名や社名に込めた思いだったり、会社の理念をあまり決めてこなかったんですね。でも改めて大切なことだなと思って。自分の思い入れがある社名に変えたいと思い、去年の春に変更しました。

社名を変えるにあたって考えたのは、会社がどういうふうにありたいかということ。自分の中では、不動産をもっと透明性のあるものにしたいと思っていて。ブランはフランス語で白、クラリティーは英語で透明性という意味なんですけど、日本一ホワイト企業な不動産会社を作ろうと思って、この名前にしました。

――これまでのキャリアで転機になった出来事をひとつ挙げるとしたらどんな出来事でしょうか?

代表に就任したことです。それまでサラリーマンしかやったことがなかったので大転機でした。人を雇ったり、人の人生に責任を持つというのは新たな挑戦でしたね。それに経営は言い訳ができない。今思えばサラリーマンのときは、なんだかんだ会社のせいにできたり言い訳ができていたのかなと思います。自分が経営者になると言い訳はできない、全部自分の責任だということを痛感しました。

川真田さんにとって社長とはどんな仕事ですか?「決断をして、それに責任を持つことだと思います」

――仕事をする上でのマイルールはありますか?

今は、「とにかく任せる」ということを徹底しています。中途半端に任せないで、任せるならば信頼して徹底的に任せる。そして、結果には自分が責任を持つ。

20代の頃は逆で、とにかく人に任せるのが嫌で、全部自分でやりたいと思っていました。でも経営者になってもそれじゃだめだなと思ったんです。結局、会社は組織なので、一人一人のポテンシャルはもちろん大切ですが、歯車のかみ合わせがうまくいくことで成長していくのかなと思って。そう考えると、私一人で一馬力みたいなやり方をしていると、たぶんどの歯車ともかみ合わず、一人一人のポテンシャルがあがっていかないのではないかと。みんなで勝つためには、補い合っていくことも必要なんじゃないかと考えるようになりました。

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