work styleゆうこす流ブレない軸の作り方

――働く上で自分の原点になっていることはどんなことでしょう？

やっぱりSNSで発信し始めたことは原点にあると思います。SNSでは自分の発信に対してリアルタイムでコメントが来るし、反応が数字で可視化されるので、ビジネスにおいてはすごく良い経験になっていると思います。仕事っていうのはお金を生み出さなくちゃいけなくて、お金を生み出すためには人の心を動かさないといけないと思っているので、SNSを通して人の心の動きを知ることができたのは良かったなと思いますね。

――厳しい意見を言われることもあると思います。そういう意見とはどのように向き合っていますか？

会社がここまで大きくなる前にいろんな炎上を経験していたのは、ある意味ラッキーだったなとは思います（笑）。でも自分の軸をちゃんと持っていれば、自分とは違う意見を頂いてもそれを俯瞰して見ることができるので、冷静に自分の意見と照らし合わせて考えることができるんだと思いますね。

――自分の軸はどうやって見つけたらいいのでしょう？　ゆうこすさんの場合は？

軸って太い一本の木みたいなイメージがあると思うんですけど、その軸が細いと何かを言われたときに消えちゃうと思うんです。軸を太くするためにはとにかく動いて失敗して修正していくしかない。いろんな人に会って自分がやっていることを話したり、意見を聞いたりしながら育むことも必要です。もちろん最初は紙に書いたり自分の中で深掘りして作るんですけど、軸を太くするためには行動することが大切だと思っています。

――仕事をする上でのこだわりはありますか？

しいて言うなら、ポップな存在でいること。みんなの上に立つ者は常に前向きでポジティブでないといけないと思っているので、トラブルがあったり部下が失敗したとしても、「次こうしていこうよ」ってポップに打ち返すようにしています。「ゆうこすさん病んでるよね」と感じさせてしまったら、みんな不安になっちゃうので。

あと私の大好きな幻冬舎の見城徹さんの言葉なんですけど、「義理・人情・恩返し 」。これを大事にすることが社会人のベースですね。20代前半のときにこの言葉を知ったときはちゃんと理解できていなかったと思うんですが、いろんな経験をした今となっては、相手の気持ちをおしはかり、 ちゃんと行動に移して、感謝を忘れない人が最終的に強いなって思うようになりました。私自身もそういう自分でいた方が心地いいので、徹底するようにしていますね。