タレント&起業家・ゆうこす 事務所所属8000人!ライバーという新しい仕事を推す理由

タレント&起業家・ゆうこす 事務所所属8000人!ライバーという新しい仕事を推す理由

topics新しい働き方!ライバーという職業の魅力

――見ている人数が少ないほど強い…YouTubeよりもコアなファンを獲得していくというイメージでしょうか?

生配信は見ている人(リスナー)が配信者(ライバー)に対してアプリを経由して投げ銭ができるんですけど、仮にスナックで例えるとして、私がママだとするじゃないですか。そのスナックに100人のお客さんがひしめき合うほどいたとしたら、一番奥の人と話せないと思うんですよ。反対に5人だとしたら同じテーブルでゆっくり話せますし、お客さん同士で仲良くなることもありますよね。そういう濃いコミュニティは人数が少ないほうが作りやすいと思っていて、そっちの方が「一杯おごるよ」という感覚で投げ銭がしやすいんです。ライバーの顔がかわいいからとか付き合いたいから投げ銭しているのではなくて、その居心地の良さにリスナーは投げ銭をしているんですね。

仲の良いママのお店に行って60分話して「今日楽しかったありがとう」という感覚で、配信を見て1,000円、2,000円払うっていうのが、今のライブ配信業界では結構多いんです。SNSの世界ではフォロワー数や知名度が必要と言われる中で、そんなに知名度がなくてもある程度稼げてひとつの職業になり得るというのは、すごくいいなと思います。

――ライバーの方は専業でやられているんですか? 兼業が多いのでしょうか?

半々くらいなんですけど、私としては専業のライバーを増やしたいなと思っています。すでにライバーだけで稼いでいる子は結構いて、中には毎月数百万円稼ぐような子もいますけど、月々25~30万円くらい稼げる層を増やしていきたい。そのくらい稼げるようになったら会社で働かなくても大丈夫じゃないですか。地方のシングルマザーの方とかだと、働く場所や時間帯が限られてしまったり、子どものお迎えや寝かしつけがあるから、昼間のパートで数時間しか働けない場合もあると思うんですね。でもライブ配信なら家から何時からでも働けるので、選択肢が広がると思うんです。

「嬉しかったのが、前に配信を見ていたらライバーが『赤ちゃん泣いたんで終わります』と。見ている人も『頑張ってね』みたいな感じで投げ銭をして終了。そういう温かいコミュニティ作りのお手伝いができるのもやっていてよかったなと思います」

――数あるライバー事務所の中でも、321の売りはどんなところにありますか?

一つが所属するライバー8,000人全員にマネージャーをつけているということですね。最初は何を配信したらいいかわからないことも多いので、そういったときにサポートしてあげられる体制があります。二つ目が、事務所がライバーの売上から1円も抜かないことです。

――そんなことできるんですか? 事務所を運営していくにも経費がかかると思うのですが…。

そうですね。なので事務所を立ち上げるときにアプリの運営会社さんに、事務所側にノルマを課してくれと提案したんです。毎月の人数や売上を達成したら、ライバーに入る売上に上乗せしてもらうという条件にしてもらって。そうすることによって、運営側も意識が高まるし、 事務所を広げるために広告も頑張るから、ライバーにとっても事務所にとってもお互いにメリットが生まれます。それにライブ配信アプリって 一週間で辞めると言われていて離脱率がすごく高いのですが、事務所が入ることでそこをサポートできるので、アプリの運営会社にとってもwin-winになるんですよね。

三つ目が、年間2億円以上かけていろんなイベントを開催していること。例えば、今年の夏はZepp Shinjukuで2日間のイベントを開催しますし、毎年3月21日には表彰式を実施しています。ほかにも確定申告の説明会のような細々したイベントも月に何本もやっています。ライバーは家で一人で配信するので孤独を感じたり友達ができないということもあると思うんですけど、そういう部分でもサポートできてるんじゃないかなと思いますね。 そういった理由で、今は業界最大手の事務所になりました。特に今CMで話題の「Pococha」では、No.1事務所です!

ほかにも321には部活感覚で参加できるアイドルグループも。「地方在住 で来年40歳になるママライバーさんがいるんですけど、 イベントで勝って今度Zeppで歌うことになって。めっちゃ夢あるなと思っています」(写真左:PALE TULLE、右:グリッターシステム。ともに321アイドル部のグループ)

――話を聞いているとめちゃめちゃ良い事務所…。どうしてこんなに良い事務所にできたんですか?

私がライバーをしていた頃は怪しい事務所ばかりだったんですよね。DMを送りつけて勝手に登録したりとか、お給料を払わないとか、ライバーの子を騙そうとしたりとか。でも私自身、配信は今のキャリアのスタートでもあったし、その後も何か商品を売るときには必ずライブ配信をやっていましたし、自分の活動の軸でもあった。それにありがたいことに「私みたいになりたい」と言ってくれる子もいたので、だったらライバー業界を変えようという思いで立ち上げた事務所でもあります。

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