資格ってとった方がいい?どんな資格がおすすめ?今注目の資格や使える資格を紹介

資格ってとった方がいい?どんな資格がおすすめ?今注目の資格や使える資格を紹介

仕事をする中で、一度は「資格の取得」について考えたことがあるのではないでしょうか。しかし資格と一口に言ってもたくさん種類がありますし、自分にとって何が必要か、どんな資格をとればいいか分からない、ということもあると思います。
今回はそんな「資格の取得」を検討する方のために、資格をとるメリットやキャリアアップにつながりやすい資格、女性に人気の資格、今注目の資格などについて紹介します。ぜひ参考にしてください。

資格をとるメリットとは?

①専門性の高い仕事に就くことができる

世の中には、資格がないと就けない仕事も少なからず存在します。資格をとるまでは勉強をしたりと大変なこともありますが、資格があることで専門性の高い仕事に就くことができ、その結果として良い条件で働けることがあります。

②スキルや知識が身につく

何かの資格を取得するために学ぶ中で、その資格に関する専門的なスキルや知識が身につき、視野が広がったり新しい考え方を身につけることもできます。
そして最終的にもし資格試験に合格しなかったとしても、それまで勉強してきた知識は無駄にはなりません。

③信用、信頼度が上がる

資格を持っていることは、ある一定のレベルのスキルや知識があることをしめしています。それにより信用、信頼度が上がり評価され、資格を持っていることで給与のベースが上がることもあります。これはどこかに勤めている場合でも、独立して仕事をしている場合でも当てはまります。

④就職や昇進の際に有利になる

就職活動において、資格を持っていることで有利に働くケースはよくあります。
例えば今は一般事務の仕事をしているけれど、経理の仕事に就こうと転職活動をしている場合、簿記の資格を持っていれば、持っていない場合に比べて採用される確率は高いものです。
また会社によっては特定の資格の取得を推奨していることもあり、その資格をとることで昇進、昇給することもあります。

⑤結婚や出産などで仕事をやめても、再就職しやすい

結婚や出産、育児などで仕事をやめた結果、キャリアを分断されてしまうことがあるかもしれません。ですがそんな場合でも資格を持っていれば、資格がある=その仕事をする能力があるとみなされ、再就職しやすい傾向にあります。また子育てに専念する中で資格をとり、子育てが落ち着いてからその資格をいかした仕事をする、ということもできます。

キャリアアップにつながりやすい資格とは?

資格と一口に言っても、数えきれないほど多くあります。ここではその資格の中からキャリアアップにつながりやすい資格について紹介します。

お金に関する資格

①FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)は、暮らしやお金に関することをアドバイスできるようにするための資格です。扱うジャンルは税金や保険、年金、資産運用、不動産、相続などと幅広く、どれも生活に関係のあるものです。

FPの資格を取得することで、社内でその知識をいかせるだけではなく、金融、不動産関連の仕事に転職する際にも役立ちます。また資格取得のために勉強することで、自身の金融リテラシーが上がります。

②簿記(日商簿記検定)

簿記とは、企業のお金の流れを把握し記録するスキルですが、そのスキルを資格として証明するのが、簿記検定です。そして、日本商工会議所が実施する日商簿記検定は、簿記検定の中でも最も一般的に知られています。
簿記検定を取得することで経理の仕事に限らず、さまざまな職種でその知識をいかすことができます。

【初めて受ける場合は3級がおすすめ】

会社によっては、職種にかかわらず「簿記3級に合格すること」が義務付けられている場合もあります。3級は「ビジネスパーソンにとって必須の基礎知識」とされており、合格するためには帳簿つけなどの実務や会計の基本的なことを学ぶ必要があり、初めて簿記検定を受ける人におすすめです。

【就職や昇給の際に有利なのは2級以上】

簿記3級は難易度がそこまで高くなく、持っている人も多いですが、2級以上となると難易度がぐっと上がり、保有者も少なくなります。
2級では高度な商業簿記、工業簿記を取得し、財務諸表の数字から経営内容を把握し、企業活動や会計実務をふまえて適切な処理や分析を行うことができるレベルを求められます。試験では財務に関する内容も多く、3級に比べるとより実務的で経理の仕事でいかせる知識を必要とされます。

また、就職活動で経理の仕事にエントリーするにあたって、簿記2級以上を必要条件としている場合も多くあります。社内でも、簿記2級以上を取得することで昇給できたり、資格手当をつけてもらえることがあるようです。

なお簿記1級は難易度が極めて高いですが、合格すると税理士試験の受験資格が得られますし、就職活動にあたっては保有していることでおおいにアピールができます。

【実務経験の方が重視されることもある】

簿記検定は持っていると有利になることもありますが、就職活動をする上で、ただ資格を持っているだけではアピールポイントにならないこともあります。企業は資格よりも実務経験を重視する傾向があるためです。しかし、2級以上となると即戦力としていかせる実務能力があることをしめせます。

【これからは簿記の資格×他の資格・スキルとの組み合わせが◎】

企業によっては経理という職種を置かない、採用しない場合があり、他の業務と兼任することもあります。今後、そういった傾向は強まると予想されます。そのため簿記の資格だけではなくIT関連の資格語学力など、他の資格やスキルを身につけ、組み合わせることで簿記の資格がよりいかしやすくなり、就職をする上での市場価値も高められます。

ITに関する資格

IT関連企業だけではなく、さまざまなジャンルの企業においてITスキルが求められていますが、そんな中で取得しておくと社内での評価につながりやすい資格を紹介します。

①ITパスポート

ITに関する基礎的な知識が求められる国家資格です。

②グーグルクラウド認定資格

グーグルが提供するクラウドサービスに関するグーグルの認定資格です。初級・中級・上級・エキスパートと4つのレベルがあります。

③MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

マイクロソフト社のWord・Excel・PowerPointなどを操作するスキルを証明する資格です。

女性に定番人気の資格とは?

ここでは、女性に根強い人気がある2つの資格について紹介します。どちらの資格も、結婚や出産などライフスタイルの変化があり、柔軟に働く必要がある場合に、持っていると重宝します。

①医療事務

医療事務とは、医療機関で受付や会計、カルテの準備、診療報酬の請求といった事務作業をする仕事のことです。この仕事をするにあたり資格は不要ですが、医療制度についての知識が求められるため、資格をとることでより仕事がしやすくなり、また就職活動の際にも有利に働きます。
なお、医療事務の資格にはいろいろな種類があり、難易度にも幅があります。

②調剤薬局事務

高齢化社会においてニーズが高まっている調剤薬局で、薬剤師のサポートなど事務作業を行う仕事が調剤薬局事務ですが、医療事務と同様に資格がなくても働けます。しかし資格があることでより好条件の職場を見つけやすくなり、即戦力として活躍できます。資格には多種多様なものがあり、自分に合った資格を選ぶ必要があります。

キャリアアップにつながりやすい資格とは?

地方か都市部かなどエリアに関係なく需要があり、今後ますますニーズが高まることが予想される仕事の資格について紹介します。

死に関する仕事のための資格

高齢化社会にともない、年間の死者数は増える一方です。そんな中で注目を集めているのが「死の前後」をサポートする仕事です。景気や世界情勢などの影響を受けにくく、これからますますニーズが高まっていくことが期待されます。

①終活カウンセラー

人生の最期に向けて準備をする「終活」をサポートする仕事のための資格です。

②生前整理アドバイザー

持ち物の整理についてアドバイスする仕事に役立つ資格です。

③相続診断士

相続に関してトラブルを回避するために相談に応じるのに役立つ資格です。

④葬祭ディレクター

葬儀の企画・提案・運営を担うための資格です。

⑤遺品整理士

遺品の片付けや部屋の清掃を行うための資格です。

⑥グリーフケアアドバイザー

遺族に寄り添い、回復して前を向くまでサポートをするのに役立つ資格です。

ペットのお世話をする仕事のための資格

コロナ禍でペットを飼う人が増えました。しかし高齢者や多忙な人の場合、「十分にペットの世話ができない」「犬を散歩に連れていけない」ということがあります。また入院中や出張、旅行などの間、ペットの世話を任せたいという人も多くおり、飼い主に代わってペットの世話をする仕事の需要は、確実に増えています。

それにともない、ペット関連の資格の注目も高まりつつありますし、資格を持っていることでお世話を依頼する飼い主からの信頼、信用が高まります。飼い主からの信頼を得られれば、定期的にペットのお世話を依頼されるようになりますし、口コミで評判が広がれば、安定した収益を得られます。

①ペットシッター・ドッグシッター

飼い主に代わってペットの世話を行ったり体調管理をしたり、しつけを行うために必要な知識を身につけられる資格です。

②老犬介護士

高齢の動物をサポートする仕事のための資格です。

保育関連の仕事

保育士・ベビーシッター

子育てをしながら働く女性が増えていることもあり、保育園やベビーシッターなどの保育サービスの需要は今後も見込まれます。特に最近はベビーシッターのニーズが高まっており、需要に対して供給が追いついていない状況です。

ベビーシッターの場合は、マッチング型であれば自分で時給を決められるため、口コミや評判がよければ人気が高まり、働き方次第で稼げる仕事となっています。また保育士の資格があれば、多くの場合はベビーシッターとして働くことも可能です。
そしてベビーシッターでかつ英語やピアノ、幼児教育などのスキルがある人であれば、付加価値が加わり、より高い報酬を得られることもあります。

資格取得にあたり気をつけたいこと

①資格があることも大事だが、実務経験の方が重視される場合も

仕事をするにあたり不可欠な資格をのぞいては、資格を持っていることよりも実務経験を重視されることがあります。資格を持っているからといって油断は禁物です。未経験で資格を頼りに転職活動などをする場合は、資格をとったが今も勉強中であり、実務能力を磨くために努力していることなど、仕事への意欲をアピールしましょう。

②資格をとることはゴールではない

資格とは、本来その資格をいかして仕事をするためにとるものであり、資格取得が最終目的ではありません。資格はたくさん持っているけれどいかせていない、資格をとっただけで終わりになってしまっている…というのはもったいないですよね。せっかく貴重な時間とお金をかけて資格を取得したのですから、それを仕事にいかしてみてください。

③資格によっては更新が必要なものもある

資格によっては毎年、または数年おきに更新が必要なものがあり、更新料がかかることもあります。更新を忘れたために資格が失効してしまう…なんてことがくれぐれもないように、十分気をつけましょう。

※参照記事
https://woman.nikkei.com/atcl/dual/pwr/086/36/
https://woman.nikkei.com/atcl/column/21/20210403/050300104/
https://woman.nikkei.com/atcl/column/23/122500144/022700015/?i_cid=nbpnxw_sied_ssealist
https://www.baitoru.com/contents/shutenshoku/3345.html
https://www.u-can.co.jp/special/rank/?il=[rank]top_leftmenu

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