「自分の価値を下げてるのは自分」ホワイトニングサロン店舗数日本一・セナ社長 自信を磨く仕事術

「自分の価値を下げてるのは自分」ホワイトニングサロン店舗数日本一・セナ社長 自信を磨く仕事術

work styleできる分野で突き抜ける…ナンバーワンにこだわる想い

――セナ社長のそういったビジネスセンスは、どのように養われたんでしょうか?

ビジネスセンスというより、とにかく余分なことを考えず目の前のことに集中したことが大きいかなと思います。特に女性は不安に駆られて動けない方が多いじゃないですか。まずは何をするにも売り上げを立てることが必要だし、売り上げが立てられないんだったら集客が必要っていうだけで、そんなに難しく考える必要はなくて。

最近の若い人とかって、マーケティングが云々とか言うじゃないですか。いやいやいや、全ての商売はお客様に知ってもらってそれを買ってもらうっていうこと。私たちは営業だったから、どちらかというとマーケティングは得意ではなかったので、とにかく対面営業とアナログ集客に突き抜けたわけですよ。でも飲食でもなんでもそうですけど、店舗運営は来ていただいているお客様が納得してくれて良いと思ってくれたら口コミで広まっていきますし、リピーターになってくれるじゃないですか。だから目の前の人とどれだけ真摯に向き合うかをやっただけなんですよね。

――なるほど。

大事なのは、まずはできる分野で突き抜けることなんです。どんな業界でもいいから一番を取る。ホワイトニングって市場規模としては確かにそんなに大きくないけど、単価が安い分大手が参入しにくいからこそ、ベンチャー企業が勝てる。私達ならフットワークも軽いし小回りを利かせて動けるので。現に店舗数で言ったら2年目で一番になりましたからね。なんでもいい、とにかく今できることからやっただけ。時間は有限だから、素っ頓狂なスキルアップは意味ないと思うんですよね。

学生時代に仕事にハマったセナ社長。「私は特にかわいくもないしこれといって長所もなかったんで、仕事で成果を出すことが自信につながって、内面を磨けると思った。自分を変えたかったんですよね」

――そこまでパワフルに頑張れる源って、どんなところにあるんでしょう?

自分が頑張れるベースってやっぱりお金じゃないんですよね。私はお金稼ぎは得意じゃない。私はどちらかというと、自分の夢だとか自分の思いがベースになってる。エクシアのミッション・ビジョン・バリューっていうのがあるんですけど、ミッションが、「日本の成婚率を上げ、出生率を上げ、日本の国力を上げる」。どこの政治家?って感じですけど(笑)、これには私の思いが入ってて。

ミッションって社会課題なんですよね。この事業を行うことによって社会にどういうプラスを与えるか。子どもが亡くなったときに、病気のお子さんをたくさん見て、何か自分にできることはないかなと思って、そういう活動してる方とかにお会いして、やっぱり政治なんだなっていうのを気づいたんですね。じゃあ政治家ってどうやってなればいいのかと思ったら、結局お金なんですよね。お金がないと選挙活動もできない。国政出るのに数千万って言われて、今の私には力がなさすぎると思ったんです。まず私が力をつけなきゃいけない、だから事業をやりきる。組織を作れば「私はこういう思いがある」っていう話を聞いてくれる。知名度があがっていくと、話を聞いてくださる方も増える。話を聞いてくれたら、もしかしてこの先私が選挙に出ることになったら応援してくれるかもしれないし。ていう感じで、本当にお金のためだけだったら、こんなに仕事頑張れないなと思ってます。やっぱり娘が生まれた理由を作りたいなと思ってるんですよね。

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