目次 [閉じる]
life styleゴールを50歳に設定。逆算して気持ちが楽に
――創業以来ずっとパワフルに働かれているという印象を受けるのですが、社会的にも中堅にあたる40代という年齢に入ってきて、働き方に息切れをしたり、ギャップを感じることはありませんか?
25歳で起業したので、いつまでこのマラソンは続くんだろうということはずっと思っていましたね。決算にしても、締めたら翌月にはまた0からスタートだし、体力的にも何年続けていけるんだろうと考えたときに、ゴールを決めたのが自分の中ではすごくよくて。40代に入ってから、私は50歳で引退しようと決めたんです。早まることはあっても、50歳以上はもうやらないと思っています。ゴールが見えると逆算できて、あと何年しかないからしっかり形にしなきゃと考えられるようになり、気持ちが楽になりました。
――理想のワークライフバランスとしては?
考えたことがないんですけど、仕事を50歳まで続けるとして、起業してからの25年間は大半はワークだと思っています。なので、社長を辞めるまではほぼワークしか考えてないと思います。ただ、自分の性格的に短期集中で取り組むことは得意なのですが、継続的にコツコツやるのが苦手だったりするので、25年間仕事を続けていく上でどんな工夫が必要なのかを考えると、「無理な事」は続かないと思っています。物理的にも、体力的にも、モチベーション的にも。とにかく「無理」ではなく「楽しい事」に変換するためには、どんな工夫ができるかを考える癖はありますね。

50歳以降にやりたいことはありますか?「世界一周飲酒ツアーをしてみたいです。今は酔っ払っても理性を保つようにしているので、それを取っ払ってみたい(笑)。海外も好きなので、いろんな国に行っていろいろなことをやってみたいですね」
――今後の展望を教えてください。
会社のビジョンとして掲げているのが、「ECのビジネスリソースのプラットフォームとして、ナンバー1をとる」というもの。Eコマース業界って480兆円ぐらいある巨大産業なんです。日本がこれから成長するためにも欠かせない産業なので、その中で日本の中小企業さんを助けられたらなと思っています。なのでいろんな面で、EC事業者を支えるサービスや、利益を増やせるツールやシステムを展開していきたいです。
それと、女性も働きやすい面白い仕事だと思うんですね。例えば、楽天市場でお買い物をするメインユーザーは、衝動買い女性ユーザーが半数以上と言われているんです。ページビューもトップページの次に見られているのがランキングページで、みんな「何か良いものないかな?」という感覚でお買い物をしています。EC業界の消費者のど真ん中に女性がいるので、自分自身の持つ衝動や感覚を活かして、仕事としてEC業界に足を踏み入れてほしいです。働く人と企業の両方を支えていけたらと思っています。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
やはり、先ほどもお伝えした「儲けさせた人が一番儲かる」ですね。大学時代、自分で学費や生活費を稼いでいたので、自分自身も個人的な感覚として、生きるために儲ける、稼ぐ必要がある、という価値観は当時からありました。しかし、今ワンプルーフでは60名、お金には代えられないみんなの貴重な人生の時間を使って理念を叶えようとしています。弊社メンバーみんなが存在価値を感じて、自身の成長を感じる事ができるのは、弊社で言ったらクライアント企業の売上利益を伸ばせたか、クライアント企業が儲けているかを数値で把握できた時ではないかと思います。そして結果的にクライアント企業から選ばれ続ける、という事が大切にしている考え方です。
実際にお会いした平山さんは、とてもパワフルでチャーミングな方でした! 今後さらに伸びていくであろうEC業界、女性の新たな働き方としても気になるところです。
■株式会社ワンプルーフの公式サイトはこちら
https://www.one-proof.co.jp/
■女性が多数活躍・EC業務スキルを今日から出品できる「EC WITH」はこちら
https://ec-with.jp/