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futureテックを使って子育て世帯を楽しくしたい
――この仕事をしていることで、育児に影響があったことはありますか?
バイアスをなくしたいということはすごく感じています。私も女性起業家と言われることが多いんですけど、そもそもその言葉がなくなればいいと思います。仕事をしていると会食に行くことがありますが、「今日は子どもはパパが見てるの?」って絶対聞かれるんですよね。でもそれって「子どもはママが世話をするもの、パパが見てるのはすごいこと」みたいな意味が含まれていて。飲み会にいるパパには「ママが見てるんですか?」って言いませんよね。そういうことにものすごく違和感があって。バイアスがない世界になってほしいし、子どもたちにそのバイアスを植え付けないように、家庭内の役割も仕事においても生きていく上で男女差は関係ないよねということを伝えたいなとは思っています。

ビジネスの原点は?「学生時代4年間続けたユニクロでのバイト。バイトまで全員会社のミッション・バリューが言える組織で、カルチャーの重要性を体感しました。また、一番上のクラスまで昇給し、仕事を任せてもらったのもいい経験。柳井正さんは私が尊敬する経営者」
――今後の展望を教えてください。
私たちは上場に向けて頑張っていきたいと思っていて、投資家や株主の方をはじめ、関わってくれている方たちにリターンを返していきたいと思っています。サービスの内容で言えば、今は場所や地図上というところにこだわっているんですけど、例えば働く場所を探したり、欲しいものが売っている場所を探したりすることにも活かせますし、生活のいろいろなものが地図上に表せると思うので、子育て世帯のインフラになるというビジョン実現のために、事業を大きくしていきたいです。子育てにはまだテックが全然介入していなくて、AIやテックの力を使って子育ての利便性を向上させて、子育て世帯の人たちが空いた時間を楽しいことに使えたらいいなと思っています。
――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。
「義を見てせざるは勇なきなり」という孔子の言葉です。正しいとわかっているのにやらないというのは、自分自身に勇気がないから、自分が弱いからだよね、という意味の言葉なんですね。例えば道端で困っている人がいたときに声をかけられない、困っているのがわかっているのに助けてあげられないというのは自分の勇気のなさですし、今日やらなきゃいけないことを明日に先延ばしするのも自分の弱さだと思っていて。それを常に頭に置いています。自分がしんどいなと思ったときも、この言葉を思い出して、もう一踏ん張りようにしています。
子育てをしていると壁にぶつかることはたくさんありますが、それらを解決していくヒントがたくさん飛び出した逢澤さんのお話でした。子育て中の方も、子育て世帯に関わる方も、iibaを利用してみては?
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