近頃話題になっている美容鍼灸の専門院・銀座ハリッチの代表を務める川辺なおさんにインタビュー！　「ずっと人生やり直したかった」と語る川辺さんが、美容鍼灸と出会いどのように自分の人生を生き直してきたのかを伺いました。

【川辺なおプロフィール】
年齢：44歳/職業：銀座ハリッチ代表取締役社長・鍼灸美容家/家族構成：既婚・息子（５歳）
insta @kawabenao

topics美容鍼灸に出会いすべてが好転！

――川辺さんが代表を務める株式会社N-Laboの事業内容を教えてください。

主に鍼灸事業と化粧品事業を手掛けています。トレーニングジムもあるので運動も含め、美容や健康について扱っている会社です。店舗数で言うと、銀座ハリッチが12店舗、系列店も含めると18店舗を運営しています。

――銀座ハリッチはどのようなお店なのでしょうか。

美容鍼灸院です。肌荒れやたるみに悩まれている方は多いと思いますが、体調不良が原因になっているものもあるんです。なので自律神経を整えつつキレイになっていただくような施術を行っています。私たち鍼灸師は東洋医学をもとに顔を見たり脈を見たりして、何が原因で体調が悪くなっているのかを導き出し、お悩みの原因を治療するお仕事なんですけれど、自律神経失調症を患って肌の悩みが出ている方にはかなり即効性がありますね。化粧品じゃ治らなくて美容外科でも解決できない人でも、美容鍼灸で良くなるという人もいます。

――ほかの鍼灸院とはどんな違いがありますか？

まず、世界で一番痛くないということを売りにしています。痛くないどころか、寝れるんです。自律神経が乱れていればいるほど、よく眠れます（笑）。鍼を刺されているときの睡眠ってとろけるように気持ちいい睡眠で、これはぜひ一度受けていただきたいです。しかも寝て起きたらキレイになっているんです。

それと、美容鍼自体を扱っているお店は他にもたくさんありますが、専門院というのは珍しいんです。顔で体調を見たり、内臓を見たり、顔を見て診断する人たちは世の中にいないので、そこは強みだと言えますね。

――川辺さんが鍼灸師になったきっかけはどんなことだったのでしょうか？

母も美容家なんですが、その母に「新しい美容法で美容鍼灸っていうものがあるよ」と十数年前に教えてもらったのがきっかけです。そこで一緒に行って受けてみたらいろんな不調が改善されて、全部好転したんですよ。鍼灸師はすごい仕事だなと実感し、「私も最後はこんな素敵な仕事をしてから死にたい」と思って、すぐに鍼灸師の勉強を始めました。鍼灸師になれたのは31歳ぐらいですね。

鍼灸師は国家資格が必要で、専門学校か大学に通い試験を受けなければいけないそう。「学校に通っていた頃はめちゃくちゃ勉強しました。東洋医学は漢字が多くて大変でした（笑）」

――鍼灸に出会う前はどんなお仕事を？

最初は資生堂の美容部員をやっていました。その後、美容の世界で生きたかったのでヘアメイクのアシスタントになりました。でもとあるモデルさんの撮影でメイクをするという大仕事を任されたんですけど、メイクが終わったらそのモデルさんにすべて修正されてしまったんですね。好きなこととできることは違う、センスがないと思って挫折して、辞めてフリーターになりました。いろんなバイトを転々としている27歳ぐらいのときに、鍼灸に出会ったんです。