時代と寝る女あいめこ 貧乏専業主婦が億を売る経営者になった原点とは?

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turning point子どもを実家に預け単身東京へ

――転機になる出来事をひとつあげるとしたら、どんな出来事ですか?

私は実家が滋賀県で2年半前に上京してきたんですけど、そのときに子どもを実家に預けて一人で東京に住むと決めたことでしょうか。それは結構勇気がいりましたね。

――なぜ東京に住もうと思ったんですか?

東京での仕事が増えてきたというのと、東京のほうが自分が成長できるなと思ったんです。いろんな出会いもあるし、あらゆることが最先端なので。実際にはオンラインの仕事なので場所は関係ないですし、田舎で作った会社ですが年商一億くらい稼げてはいたんです。ただ仕事をしていて人に会う機会があまりないんですよね。もっとたくさんの人を救うには、自分が新しいことに挑戦したり、新しい場所に行かないといけない。それで育児をしながらだと仕事をする時間も少なかったので、経営者としての自分を高めるという決心をしました。

――子供と離れることに、葛藤はなかったですか?

いいのかなとはずっと思っていました。周りでそんな話聞いたこともなかったですし、親にも申し訳ない気持ちもありました。いまだに子どもの小学校の先生とも会ったことがないですし。でも、葛藤はありましたが、行くしかないと思っていました。

ただ実際に東京に来てみて、売上も4倍になり、出会う人も滋賀にいるときと全然違うし、仕事に集中できる環境に身を置けているので、迷いながらも、来てよかったなとは思っていますね。

――お仕事をする上でのこだわりやマイルールはありますか?

うちの会社のテーマで、「お節介と愛」というものがあります。お節介というのは、自分のクライアントに対してお節介の気持ちをもって接するということ。愛は働いてくださる方、クライアント、私含めて全員幸せじゃないと意味がないと思っているので、会社で私もディレクターも作業者も、絶対に誰かの悪口を言ったり人をいじることをしないんですよ。文句や愚痴を言わず、感謝の言葉しか言わないということを、明確なルールにしているわけではないのですが会社のカルチャーとして大事にしていますね。自分のルールとしては、うまくいくことは全部周りのおかげ様であって、失敗したらすべて自分の責任であるということはずっと思っています。

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