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work style心配よりも目的を叶えるためにはどうすればいいかを考える
――柴崎さんがこの事業を始めたきっかけはなんでしょうか。
そもそもは、大学を出てからソニーに勤めて海外営業などを担当していました。ですが、結婚してすぐに子どもができまして。そのとき当時の主人が先にソニーを辞めて独立していて、事業を手伝ってほしいと言われたので、私もソニーを辞めることにしました。ただ、子どもがいながら事業を手伝うのって、結構大変で。近くに実家があったものの、しょっちゅう親に預けるわけにはいけないので、ベビーシッターを使いたいと思ったんです。
都内ならばそれなりにベビーシッターもありましたが、私が住んでいたのは湘南地区。周りにベビーシッターがなかったので、だったら作ろうと思ったのがきっかけです。自分が欲しくて作ったのが最初ですね。
――ベビーシッターの会社を作るのも、それはそれで大変な気も…。
私、家の中にいるのが駄目な人なんですよ(笑)。仕事していないと世の中に取り残された感じがしちゃう。だから作るのは全然苦にはならなかったです。

ちなみに立ち上げ当時は、夫には内緒にしていたそう。「すべて自己資金でやっていますし、作ってから報告して、それで終わりです」
――もともと「起業しよう」ということは考えていたんですか?
何も考えていなかったんですけど、家族の影響はあるかもしれませんね。会社経営か医者かしかいないような家系だったんです。高校を出るときに父親から「何の商売をするのか」と聞かれたくらい。ただ当時はやりたいことが決まっていなかったので大学に進学しました。
大学を卒業するときも、サラリーマンになるつもりはなかったので、外資の航空会社に入る予定だったのですが、卒業旅行で航空性中耳炎にかかってしまったんです。それがきっかけで業界を諦め、友達に誘われてソニーを受けて受かったというなりゆき。でもソニーは自由な会社ですごく楽しかったです。経験も積めたし、研修や福利厚生もしっかりしているので、自分が会社を興すときにかなり参考にさせてもらいました。
――起業するにあたって、不安はありませんでしたか?
特になかったですね。私の場合は結婚した相手もたまたま起業していますが、たしかに周りにはすごく心配されました。周りにはサラリーマンが多かったので、「結婚したばかりで起業して大丈夫?」と言われたりもしましたけど、逆に私は自分の家族がみんな事業をやっている人ばかりなので。まだ若いし、うまくいかなくてもゼロからまたやればいいと思っていたので、全然その辺は気にならなかったです。
自分が起業するにあたっても同じで。何かやるときに心配することは全くないんですね。「あ、これやろう」と思ったら、叶えるためにどうしたらいいかを先に考えるので、心配したことはないです。立ち上げることに一生懸命なので。