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turning point起業家が多い環境に身を置き「自分にもできるかも」
――それほどまで追い詰められた経験を乗り越えて、起業に気持ちが向いていったのはどのような経緯だったのでしょうか。
大きな転機になった出来事が二つあって。ひとつは文科省の「トビタテ!留学JAPAN」に選出されたことです。留学先で日本の文化を広めようという目的で、毎年1,000名ほどを輩出している留学支援プログラムなのですが、そのコミュニティがすごく良くて。アクティブな人ばかりだし、自分がこれまでいた大学はすごく小さいコミュニティだったんだと感じました。その中に起業する人がいたり、新しいプロジェクトを立ち上げる人がいたりしたので、私も影響を受けて「自分にもできるかも」と当たり前のように何かを始めたいと思うことができました。
もうひとつ、MAKERS UNIVERSITYという学生起業家を応援する塾のようなプログラムがあって、それに入っていたおかげで、起業そのものがあまり大変というイメージがありませんでした。自分と同じくらいの年齢で起業している人もいっぱいいたので、このふたつのコミュニティに助けてもらいながら、起業することができました。

今、鶴田さんはMBAの勉強中だそう。「学生起業してこれまで上司がいない状態でやってきて、ほかの成長機会を探しているところです」
――「トビタテ!留学JAPAN」ではどの国に留学に行ったのですか?
デンマークに行きました。このプログラムでは留学先でインターンかプロジェクトを立ち上げる必要があったのですが、それを受け入れてくれる国で、かつ、性教育やその支援の勉強ができそうなところという基準で考えました。
――どんな学びがありましたか?
デンマークは日本よりちょっと性教育が進んでいるくらいの国だったのですが、5歳とかの早い年齢から性教育をするのでタブーという感覚がなくて。そういうところはヒントになるかなと感じましたね。子どもから「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」と聞かれたら親が教えてあげるのが当たり前だというカルチャーではありました。
デンマークをベースに周辺の国も周っていて、オランダは性教育が成功している国で印象に残っています。コンドームや低用量ピルが安く、時期によっては無料で提供されていて、なおかつ性病が広がっていないんです。つまり、性教育の知識が浸透しているんですよね。