年間2,000組のママが利用、日本最大の産後ケアホテル 株式会社マムズ取締役社長・斎藤睦美

年間2,000組のママが利用、日本最大の産後ケアホテル 株式会社マムズ取締役社長・斎藤睦美

近年注目が高まっている産後ケア。今回は産後ケアホテル「マームガーデンリゾート葉山」を運営する株式会社マムズの社長・斎藤睦美(さいとう むつみ)さんにインタビュー! 経営者の家庭で育った斎藤さんの仕事に向き合うマインドや、産後ケアにかける思いなどを伺いました。

【斎藤睦美プロフィール】
年齢:32歳/職業:株式会社マムズ取締役社長
X @saito_623

topics26歳で保育園園長、29歳で日本最大の産後ケアホテルを立ち上げ

――株式会社マムズの事業内容を教えてください。

産後ケアホテルと保育園の運営をしていて、出産を終えた方々に寄り添った事業を展開しています。産後ケアホテル「マームガーデンリゾート葉山」は、2021年12月に日本最大の産後ケアホテルとして都内から車で1時間で来れる神奈川県横須賀市にオープンをしました。出産直後から1歳までの赤ちゃんとそのご家族が宿泊でき、今では年間2,000組の方にご利用をいただいています。リゾートホテルの快適さに加え、24時間いつでも赤ちゃんを預けられるベビールームや母体のケアなど、専門的な子育てサポートを提供する施設です。

マームガーデンリゾート葉山は、24時間ベビールーム、沐浴や授乳の指導、育児講座など産後のサポートを受けられる産後ケアホテル。

――会社は家族経営の会社なんですよね? 多様な事業をされていると聞きましたが、どのような事業を展開されているんですか?

父が38年前に創業をしており、主に飲食店やホテル業を展開しています。事業としてはハニートーストで有名な「カラオケパセラ」や結婚式場としても使われる「バトゥール」、子連れに人気の温泉リゾートホテル「アンダの森」、愛犬と宿泊できる「愛犬お宿」、カプセルホテル「安心お宿」などを行っています。現在は、私の父がホールディングスである株式会社NSグループの会長、私の姉である長女がホールディングスの社長をしており、私は株式会社マムズで保育園と産後ケアホテルの事業を行っています。

ハニートースト(写真)が有名な「カラオケパセラ」や、子連れで人気な温泉リゾート「アンダの森」などもNSグループの事業。

――お姉さんも含め経営をされているということですが、子どもの頃から「継いでほしい」というようなことを言われたりも?

直接言われたことはありませんが、入って一緒に仕事をしてほしいという雰囲気は幼少期から感じていましたね(笑)。家族で集まるときは、気づいたら会話の中心は自然と仕事の話しになっており、それが日常会話でもあります。

左から、株式会社NSグループ 代表取締役会長 荻野勝朗、社長・CHO 荻野佳奈子

――株式会社マムズでの事業の始まりを教えてください。

6年前に新宿で「あんしんつぼみ保育園」を開園したのが事業の始まりです。現在は、グループのスタッフのお子さんと地域のお子さんが通っています。

こちらが「あんしんつぼみ保育園」。

――保育園は今までのNSグループの事業とはかけ離れていますよね?

はい、私が元々保育士として働いていた経験と、NSグループの状況がマッチしたため、立ち上げることとなりました。NSグループはサービス業だからこそ、ライフスタイルが変わる結婚や出産のタイミングでの女性の離職が多いことが課題でもありました。会社として、出産後の女性のサポートを強化すべきと思い、26歳で保育園を立ち上げ、園長として3年間運営に携わっていました。保育園を作ったことをきっかけに、NSグループでの事業の幅も広がっていきました。

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