毎朝4時半起床、アプリ制作が起業につながった 株式会社Simplee代表・諏訪実奈未

毎朝4時半起床、アプリ制作が起業につながった 株式会社Simplee代表・諏訪実奈未

自身の出産経験がきっかけになり、現在は託児型キッズプログラムのサービスを展開する株式会社Simplee代表取締役社長・諏訪実奈未(すわ みなみ)さんにインタビュー! 朝4時半に起きるという自己成長のための生活スタイルのお話にも注目です。

【諏訪実奈未プロフィール】
年齢:29歳/職業:株式会社Simplee代表取締役社長/家族構成:子どもあり
insta @suwaminami

topicsアプリを作ったら「これを事業にしてみたら?」と言われ

――株式会社Simpleeの事業内容を教えてください。

私たちは「託児型キッズプログラム」と言っているのですが、託児と習い事要素を掛け合わせたサービスを提供しています。保護者の方がお子さんを預けている間に、お子さんに向けてIoTやVRプログラミングやステム教育、海外のお子さんには日本文化の体験プログラムを実施しています。保護者とお子さんの双方の時間を豊かにすることをミッションとしたサービスです。

Simpleeのサービスは企業や自治体に向けて提供するtoBのサービス。保護者がイベントに参加する際に利用したり、ホテルに宿泊する訪日観光客が利用したりするそう。

――起業するまでの経緯を教えてください。

慶應義塾大学を卒業して外資系の企業に入ったのですが、24、5歳のときに出産を経験したことが、今の会社を作る大きなきっかけになっています。学生の頃は自分で事業をしてみたり、留学をしたり、国際カンファレンスに出たりと動き回るタイプだったのですが、妊娠出産するとそれができなくなってしまいました。勉強会に行きたいと思っても子どもがいるとなかなか行けず、悔しい経験を何度も何度もしました。かと言って子どもを預けて自己成長に投資しようとすると、「自分のことばかりして…」という罪悪感にかられてしまって。そこで託児の間に、子どもも成長できるサービスを作ろうということを思いついたんです。

――起業しようと考えてから、どんなことから着手しましたか?

実は最初から起業しようと思っていたわけではなかったんです。子どもを預けたりする際に用紙に記入したり書類を提出するようなアナログ作業が多く、モヤモヤを感じたので、クリックするだけで簡単に子どもを預けられるアプリを自分でプログラミングして作ったのがきっかけです。そのアプリを知った投資家の方から「これを事業にしてみたら?」と助言を頂いて起業することになりました。

――すごい流れ!

そこから事業にするにあたって、どういったものが社会の役に立つかを考えていきました。自己成長したい、そのために託児が簡単にできるといいな、でもただの託児だとやりたいことと違うなと考えて、今のような託児サービスの形になりました。

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