work style大切なのはタイムマネジメントと行動量

――お仕事をする上でのこだわりやマイルールはありますか？

私は計画性がすごく高くて。自分の中期ビジョン、それをチャンクダウンした１年後の目標、いろんなカテゴリーにおいての目標、それに対する３か月間の目標というような細かいスケジュールが常にあります。描いたビジョンを必ず具体化し、目標化し、それに対するアクションのプランニングを綿密にやるんですよ。だから夢が叶うんです。

よく「不安にならないですか」とか「プレッシャーは感じませんか」と言われるんですけど、不安の原因を解決しない人が不安になるんだと思うんですね。私の場合は、リスクになるところも計算しているし、すべてをシュミレーションした上でプランニングしているので、不安になる要素はあまりないです。

――決めた努力をしなければいけないとして、さぼりたくなる日はないのでしょうか？

あまりありません。決めたことをやり続けるのが好きで、しかも最速でやりたいので。明確なプランニングと、人の何倍ものアクションが今につながったと思っています。そうやって行動したほうが夢を実現しやすくなります。プランニングをすることで、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと不安になることもないし、１日、１週間のスケジュールが決まっているので迷わなくていい。

――日々習慣にしていることは何かありますか？

スケジュールが決まっているので、逆に習慣にしていることはないかな。ただ常に学び続けることは大切だと思っています。だから本を読んだり研修に出かけたりということもスケジュールの中に入れています。

人間力の向上はどうすればできますか？「意外と子どもの頃の道徳の授業で大事なことを習っていると思うんですよね。『挨拶は元気に』『悪いことがあっても正直に』とか。そういうことを誠実にやること、それが大事なのではと思っています」

仕事をするにはスキルと人間力の両方が必要だと思っているのですが、プレーヤーのときはスキルが必要になる割合が高くても、管理職に上がっていくごとに人間力が求められる割合が高くなっていくと考えています。責任がどんどん大きくなっていく中で必要なものが人間力だと思っているので、それを向上するために学び続けることは大切だと考えています。

――前川さんの一日のタイムスケジュールは？

朝は８時に会社に行って、１時間は自分がすべき仕事の整理をしたり、自分のための時間にしています。９時くらいから夕方まではずっと打ち合わせ。だから１週間の間に１、２日ブロック日を作っています。その日は何も予定を入れず、考え事をしたりとか、自分の仕事をやる時間にしていますね。じゃないと打ち合わせもエンドレスになるし効率も悪くなる。この時間内で解決できないのであれば、誰かに委任しなければいけないなとか、会議内容をブラッシュアップしなきゃいけないなとか、対応をしながら進めています。