40店舗をM&A、女手ひとつで事業と娘を育て上げる ビーシスグループ代表取締役・稲垣恵美

40店舗をM&A、女手ひとつで事業と娘を育て上げる ビーシスグループ代表取締役・稲垣恵美

life style良いご縁にできるのも悪いご縁にするのも自分次第

――今後の展望を教えてください。

これまでやってきたサロン経営という事業は、人ありきのものでした。今後は人ありきのビジネスよりも、物ありきだったり、私の経験を皆さんと共有できるような仕事をしていきたいと思っています。

今力を入れているのは化粧品の開発、販売です。その中でもLaeD+(レディプラ)というまつ毛美容液は年間20万人以上のお客様の施術を行ってきた美容のプロとして開発、販売をしています。私の商品を導入してくれたサロンさんに、商品を通して私の経験で得た知識を伝えていき、サロンさんの悩みや困り事を少しでも解決することが出来たらと考えています。

化粧品開発自体はM&A前から行っていたものの、レディプラまつ毛美容液はサロンでの施術の経験やノウハウをもとに新たに作られた商品。「ヒトプラセンタ幹細胞順化培養液」「エクソソーム」「グロースファクター」など20種類の美容成分を贅沢に配合しているとのこと。

――新しいことを始めて、難しいと感じるところはありますか?

今までは自分のサロンの為に化粧品開発をしていましたが、今は多くの美容サロンの為に化粧品開発販売をしています。ビアンカを立ち上げた時と変わらないくらい大変ですね。まだ右も左も分からず何が正解かもわからない中、新しい社員達と一緒にいろいろな事を模索しながら頑張っています。ただ厳しい道だとしてもやると決めたことを努力し続けたら道は開けると考えています。何回もチャレンジをして、失敗しても立ち上がりながら成功を見つけていこうという精神は昔から変わらないですね。

――今なお挑戦し続けている稲垣さんですが、何歳まで働くといったことを意識することはありますか?

ビアンカをM&Aするときは、今ある会社をいずれ幹部などに譲って、自然にリタイアしていくんだろうと思っていました。でも今こうして新しく事業を始めているので、いつ辞めるかという判断はある程度今の事業を作り上げてから、考えるんじゃないかなとは思っています。少なからず10年ぐらいはやるんじゃないでしょうか。世の中が私たちを必要とする限りは、やっていこうと思っています。

――最後に日々大切にしている考え方を教えてください。

一番好きなのは先ほどから申し上げている「ご縁を大切に」。ご縁は誰にも平等に訪れます。でもそのご縁を良いご縁にできるのも悪いご縁にしてしまうのも、自分次第だと思うんです。あのときあの子がいたから、この人と出会ったからというのはその場ではわからないかもしれないけど、10年後20年後に気付くことがあります。だからできるだけ人とのつながりは大切にして、仲間を大事にしようと常に思っています。

そして私は、自分からはご縁を切ることはできる限りしたくありません。次のステップに進んだら必要なくなった人々とのご縁を切り、新しい人脈を作り大きくしていく経営者も多いと思いますが私は少し違うかもしれません。30歳から今まで退職していったスタッフを含め多くの人々と今でも繋がりを持っていて、相談にのったり、一緒にご飯を食べたりもしています。

 

稲垣さんの明るくパワフルなオーラに、インタビューしていて元気をいただきました! 新たな挑戦にも注目です。

■ビーシスグループについてはこちら
グループ公式サイト
https://www.bsisugp.com/
LaeD+まつ毛美容液公式サイト
https://www.bsisugp.com/laedpla

 

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